映画ランガスタラムが素晴らしいのは

なんと言っても映像の美しさだろう

インドの田舎の農村情景が美しかった

 

なかでも

 

インドの大河の中流域で撮影されたというダンスシーン

大自然の中で、祭りなのか、神事なのか

いくつもの色とりどりの山車が河を進んでくる

大きなハヌマーン像、ねぶたのようなガネーシャ、

神々に扮した村人たち、たくさんの旗がたなびく中、

太鼓のリズム

インドの民族楽器なのだろうか、

   馬のようなゾウのような,いな鳴きに似た音が出る管楽器、

そこで砂煙りをたて

また、水しぶきをあげながら

大人数での力強いダンスシーンシーンは眼を見張るものがありました

 

インド映画ってほんとうにいいなぁ

大好きだなぁ

 

このシーンだけのために何度も劇場で観たいと思った

 

ミュージカル、リトルマーメイドで

幕が上がり

コバルトブルーの海の中でアリエルが宙を浮いて登場したのと同じ感動があった

感情表現がおとなしい日本人、特に北海道人でも

あの時は、観客が「おーーーー」と一斉に声を上げた

 

この映画の中で

ラームチャランが扮するチッティの助手の役を演じている俳優さんがいい味を出していると思った

難聴のチッティの"耳“となって

単細胞で突っ走ろうとするチッティをなだめたり

チッティが傷つくことを心配して違う”通訳”をしたり

聞こえないせいですぐに面倒を起こす無鉄砲なボスに手を焼きながらも

どんな時もそばにいてくれる

 

彼が、画面のどこにいるか、どんな演技をしているか、ついつい探してしまう

 

RRRのヒットで日本上映が実現したランガスタラム

劇場で観ることができてほんとうによかった