『サラダ記念日』(河出書房新社)で一躍有名になられた歌人・俵万智さんの短歌と文、そして切り絵風と言っていいのでしょうか、U・G・サトーさんのユーモアを感じさせながらも美しい

絵のコラボレーションです。

 

 『富士山うたごよみ』 (俵万智 短歌・文/U・G・サトー絵/福音館書店/2012)

 

 春分、立夏、冬至など、暦にあわせて、その暦の説明・俵万智さんの短歌一首・歌の解説が、各ページ見開きの右部分三分の一にシンプルに書かれています。残りの三分の二が、U・G・サトーさんの、「これでもか」「おお、こうくるか」といった、その短歌にあわせた富士山の絵が。

 

 中学校の図書室なら、その時期ごとに見開きにして展示したいくらいです。

 

 で「小暑」「七月七日頃~」のページにはもちろん俵万智さんの

 

  「この味がいいね」と君が言ったから

  七月六日はサラダ記念日

 

の歌と共に、サラダがのった富士山の絵が描かれています。

よかったら、ご一読下さい。