ラーメンマンとブロッケンJr. 感想2 | うっほとキン肉マン

ラーメンマンとブロッケンJr. 感想2


うっほ!


うっほ!!


うっほです(^-^)ニクッ





それでは今週掲載されていた読み切りの感想の続きをお送りします。







超人KO病院に入院したラーメンマンは絶対安静と言われているにもかかわらず、1万回を超える腕立てなどのトレーニングをする。


医者に止められるが、ラーメンマンは



「西洋医学などでは、この私の体は治療できん。」



と言い放つ。



ちなみにこの台詞、間を置かずに2度も出てきます。



一度ならちょっと格好良いセリフですが、すぐ2度目が出てくるのでクドイです。



そんな事言いながらも、律儀に包帯巻いて入院しているので、説得力も半減しております。




また、過去のシーンと比べると、ブロッケンとベッドの位置が逆になっております。























細かいけれども、そんぐらい気づいてちゃんと描いてくれよ、と思ってしまいました。





さて、病院を抜け出したラーメンマンは、箱根の山で修行をして傷を癒します。



その時に傷を癒すガスを発する古木を見つけるのですが










迷いなく引っこ抜くってヤバくね?





自然を愛するラーメンマンらしかぬ行為の気がしてしまいます。


なんの時か忘れましたが、ラーメンマンといえば映画版で田植えをしているシーンが印象深いので、自然を愛する印象を受けております。




そしてラーメンマンを尾行していたブロッケンは、闘いに飢えた残虐超人と決めつけ、再戦を申し込むと共にラーメンマンに襲いかかる!!



が、復讐心にかられた故にすべての行動を読まれ、一撃も与える事なく裁かれ、絞められ、投げられる。

さらには必殺技のキャメルクラッチを食らう。



ラーメンマンは復讐心を忘れ、オヤジの教えた大事な事を思い出せと言う。




「オヤジの言は忘れろ」と言ったり「オヤジの教えを思い出せ」と言ったり、ブロッケンが頭が悪かったらもう混乱しちゃいますね。






そしてブロッケンは何かから吹っ切れ、ラーメンマンにベルリンの赤い雨を放つ。



危険を感じたラーメンマンは全霊をかけてそれを回避する。



ベルリンの赤い雨は巨木を一刀両断。

ブロッケンが一つ覚醒した。


「あれから丁度1年。あの世でブロッケンマンも喜んでいるだろう」


と言うラーメンマンの言葉にピンとこないブロッケン。

復讐心で大事な事も忘れていたブロッケンJr.だったが、そう、この日はブロッケンマンの一周忌だったのだ。



いや忘れんなよ。




オヤジの事に囚われて復讐のために生きてきた男が、オヤジの命日忘れんなよ!



意味不明だよ!





ラーメンマンは傷を癒し、ブロッケンマンの供養のためにこの山に来たのだ。



そして供養のために擬似的な墓を立て、線香の代わりに先程引き抜いた奇跡の古木に火をつける。



するとその煙の中にブロッケンマンが笑みを浮かべて現れた!


ラーメンマンは親子水入らずで語り合うといいと、席をはずす。



ブロッケンJr.はオヤジに想う。




「聞こえるかオヤジ・・・オレはアンタとラーメンマンとの闘いのことを少々・・・誤解していたのかも知れねぇな・・・」





少々ではない。




そして物語の最後はこう締め括られている。
(少し文章をカットします)





ラーメンマンが見つけたこの古木こそ、中国・終点山にしか生息しない奇跡の樹『霊命木』のたった一本の生き残った亜種であった。
しかしこの時2人はその事を知る由もなかった。







そこ( ゚д゚)!?




この話で言いたかったのそこ( ゚д゚)!!?





これじゃ、霊命木の最後の生き残りをラーメンマンが考えなしに(無脳)に引っこ抜いたせいで超人界の財産が失われました。



みたいなオチになっていて、読み終わった時に



「あ〜あ、ラーメンマンやっちゃったなぁ〜」

って感想を少なからず感じてしまいます。






違うでしょうに!!


まだ悪の超人が組織化して出て来なかった時、キン肉マンの本質であり人気の秘訣となった『友情』が芽生えた話をしなくてはいけないと思うのですよ!




うっほが書くなら以下の文になります。








ラーメンマンとブロッケンJr.。ここに2人の友情が芽生え、やがてその友情は正義超人界に広がっていく。
この『友情』こそが、やがて襲来する悪魔超人や完璧超人を退け、宇宙の平和に繋がっていく。

しかしこの時2人はその事を知る由もなかった。






こうあるべきだと思います。




霊命木の生き残り亜種設定は入れたければ発見事に挿入すればいいと思います。



そんなわけで、とても残念な読切作品という印象を受けました。