肉124~悪魔霊術・血縛り3
『悪魔霊術・血縛り』
◆発現場所の考察
この悪魔霊術血縛りはとても特殊な能力で、血を媒体にして移動する事も可能だ。
作中ではテリーマンに宿った魔雲天の血が、キン肉マンに触れる事でキン肉マンに移動、そして発現している。
しかし亡霊になっても実体は一つで、キン肉マンとテリーマンの二人から同時に発現する事はできず、血の中にも意思が宿っていると推測できる。
証拠に、キン肉マンにはシミが残ったが、テリーマンからは消えている。
人体だけでなく、おそらく様々な物質に取り付く事が可能。
◆能力の考察
悪魔霊術・血縛りは宿った相手に発現させる事により、動きを封じる役目がある。
こちらからは生身の超人に触れる事ができるが、生身の超人が亡霊超人に触れる事は不可能。
まさに無敵。
そしてキン肉マンの首から血を流させていた事から、亡霊超人だけでも相手を殺傷させることは可能だと推測できる。
それをしなかったのは超人としてのプライドか?
う~ん、そういえば悪魔超人は結構リングのルールを重んじるからなぁ~。
◆弱点
弱点は同じ亡霊超人による妨害。
霊体となったテリーマン達にあっさりとやられてしまうあたり、どうやら悪魔霊術血縛りは媒体から離れてしまうと効力が薄まってしまうようだ。
『霊界ポケット』は媒体を必要としない霊体になれるため、五体をフルに動かせるようで、いわゆる『浮遊霊』のようなもの。
血縛りは怨念が宿った媒体でのみ力を発揮できるようで、こちらは『地縛霊』に当たるので、その違いだろう。
『地獄のキャンバス』に登場する亡霊超人は塩や塩分が弱点だったが、おそらくこちらも同じだろう。
塩水で成仏するかはわからないが、そこまで考えてアトランティスが『淡水のウォーター・デスマッチ』を指定していたら、彼は相当の策士だ。