2Q開始
立命のパスに対して関学DLは激しいラッシュを浴びせるが前回と違い、QB荒木はハーフロールでかわしてパスをヒットさせる。
スカウト守備に徹底的にブリッツを入れさせてラッシュをかわしながらパスを通す練習を徹底的に積んできたと感じさせる。
パスを2回通してランを選択、藤岡が一人目のタックルをかわしてダウン更新したが、ファンブルしてしまいターンオーバー!!
いいリズムで進んでいた立命オフェンスの流れを関学守備が断ち切った。
攻守交代した関学は自陣30yから攻撃
奥野がパスを通してダウン更新、さらにパス成功で2ダウンショートに持ち込む。
ロングパスを狙うかと思ったが、ショベルパス!これは立命ディフェンスが読んでいてノーゲイン。
3ダウンコンバージョンはトリップスで1番ストリーク、2番クイックで縦にDBをストレッチして3番目のWR阿部がミドルゾーンでキャッチするいやらしいルートのパスを成功させてダウン更新。敵陣 30y
さらにその阿部に連続してパス成功でゴール前9y。
QB奥野のランに対してDL加藤がOLBのセットから強烈なペネトレイトで関学OLのブロッキングアサイメントを壊して、フリーになったLB古谷DB近田がロスタックルに仕留めた。
2ダウンはハーフロールから奥野がエンドゾーンを走るWRにパスを放つ!
左に3人WRで2人はパスプロで残り、1人だけリリースするサインだったが立命サインはマンツーマンカバー。1枚WRには魚谷がつき、松山はカバーするターゲットがいない状態だったが、トイメンWRがリリースしないとわかると、QBリアクションでエンドゾーンに向かって凄まじいスピードでバックペダル!!
フリーになっていた関学WRの前に走り込み、ジャンプしてボールをもぎ取るスーパープレイでターンオーバー。マンツーマンのトイメンがパスコースに出ないとわかった瞬間にエンドゾーンまで下がってボールに反応する松山の嗅覚は凄すぎるの一言である。
関学のTDドライブを阻止して立命が自陣25yから1ダウン
手堅くラン2回コールしたが、ほとんどゲインできず3ダウン7
パスしようとしたが、関学DLにサックされてパント
陣地を挽回したが自陣35yからの守備で立命のピンチが続く。
LB久下のサックでロスのあとWR小田へのパス成功で3ダウン3はラン!
ここは魚谷が残り1yで食い止めて4ダウンFG。
1Qに続いて1yの攻防を凌いだ立命の勝負強さは見事だった。
気迫に押されたのか関学KはFGを外してしまい追加点ならず。
立命が自陣30yから攻撃
廣吉へのパスでダウン更新して、藤岡、立川のランで時間を使いながら前進。
3ダウン7はまたもDLのプレッシャーで投げれずパント
前回と同じような展開になってきた。
立命はリードしているとはいえ、追加点が奪えなさそうな雰囲気が漂っている。
4ダウンパントは関学がブロック!!
2Q残り1分41秒で関学が敵陣40yから攻撃。
FGの3点は確実に取らないといけないシチュエーションだ・・・がしかし!!
オープンからDBのブリッツでプレッシャーを浴びた奥野が無理に投げたボールを松山がまたもインターセプト!!!
しかも、今度は自らリターンしてそのままエンドゾーンを駆け抜けてTD
キックも決まって13−3となった。
残り1分20秒ある関学はQB光藤を投入
渡邊のランで前進するがパスは投げず、そのまま時間消費して前半終了となった。
2Q開始までは立命ランが順調で関学ディフェンスも対応しきれていなかった。
ファンブルがなければ3点は確実だったと思う。
しかし、ファンブルによって攻守交代。関学ディフェンスにとっては立命オフェンスにアジャストする貴重な時間を確保することができた。
このあと、立命ディフェンスも踏ん張ってインターセプトとFG失敗で関学オフェンスを無得点に抑えるのだが立命オフェンスはアジャストした関学ディフェンスに完璧に抑えられてしまった。
さらにパントブロックされるなど蹴ではやはり圧倒されている感じだ。
攻蹴で劣勢の中で、唯一関学を上回っている守が起死回生のインターセプトリターンTDで前半を13−3で折り返すことができた立命館。
しかし、関学守備にアジャストされた立命攻撃は追加点をあげれそうにない雰囲気だ。立命守備もターンオーバーで止めているが、奥野のパスにドライブを許しているので10点差はセイフティリードとは言えない。
後半は関学ディフェンスにアジャストされた立命オフェンスがいかに突破口を見つけるかにかかっているだろう。
立命攻撃が、また3回でパントを蹴るようだと関学が逆転する可能性は高い試合であると筆者には感じられた。
続く