近視の原因は現在のところ、よく分かっていませんが、遺伝的な要素と環境が関係すると考えられている。
成長過程に近視になる子供が多い理由として、眼軸の長さは成長に伴い伸びていきます。
新生児は眼軸の長さが短く、たいてい遠視の状態になっていますが、角膜・水晶体の屈折力が強くなっているので、それほどひどくはありません。
角膜・水晶体の屈折力は、眼軸の長さが伸びるとともに弱くなり、全体のバランスが調整されるようになります。
しかし、環境の影響などでこれらのバランスが崩れると、近視になると考えられています。
※遠視とは、網膜の後方でピントが合うため、遠くを見るときはもちろん、近くを見るときも調節しないとはっきり見えない目のことです。
遺伝的な要因としては、親が近視の場合、子供が近視になる可能性は比較的高く、遺伝的な要素が複雑にからんでいると考えられます。
環境的な要因は、一般的な近視の場合、環境も影響すると考えられていて、勉強・ 読書 ・ テレビ ・コンピューターゲームといった近くを見る作業を長く続けていると、目が疲れて好ましくないのはいうまでもありません。
しかし、こういった事が近視の原因になるかどうかはっきりした証明はありません。
皆さんは、近視の原因がはっきりしていないのですが、様々な“説”が出ているのをご存知でしょうか?
ここで6種類の“説”を載せますね♪ご覧下さい。
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“遺伝説”・・・近視を主に遺伝に因るとするものである。
近視発生率の民族間の違いが近視の発生に遺伝が関与していることの証拠として挙げられてきた。
近視の遺伝率は89%と高率であり、また近年の研究で関連する遺伝子も特定された。
双生児の研究ではPAX6遺伝子の欠陥が近視と関連しているようである。
遺伝説では、何歳のときに近視になり始め何歳までにどこまで進行するかが生まれつき決まっていると考える。
発達上の問題から眼球の奥行きが若干延長され、映像が網膜上でなく網膜の前方に結するようになるとされる。
近視は通常、8歳から12歳までの間に発現し、殆どの場合青年期を通じて徐々に進行し、成人になると頭打ちになる。
遺伝要因は、他の生化学的要因からも近視の原因となりうる。例えば結合組織の弱さなど。
ただし、全ての近視を遺伝だけで説明することは難しく、長時間勉強や読書をする人に近視が多いというのは多くの人が感じる傾向である。
遺伝だけで説明しようとするならば、この傾向は近視の者のほうが近くを楽に見られるために勉強や読書が長続きしやすい傾向から来るのだということになる。
近くを見る際に近視用眼鏡を外せば大いに楽に見られるし、たとえ眼鏡をかけたままでも、近視でない者の多くを占める潜在的な遠視者よりは楽に見られるというわけである。
“環境説”・・・ヒヨコを高さの違う部屋で育てる実験等で、環境によって視力に差が生じることが確かめられている。
勉強や読書、パソコンなど近くの物を見続けることに対して目が適応する(近業適応)という考え方。
近視の人間はあまり毛様体筋を使わなくても近くにピントを合わせやすいので目の疲労が小さい。
どの程度適応が起きるかは遺伝によって差があり、水晶体の厚さが変化する屈折性近視と眼軸の距離が延びる軸性近視のうち前者がより環境要因が大きい。
統計的に長時間勉強や読書をする人に近視が多い傾向や、途上国の農村など勉強をする機会が少ない人に近視が少ないことが環境説を補強しているとも考えられるが、相関関係と因果関係を取り違えているとも考えられる。
“栄養説”・・・2002年の報道では幼年期のパンの摂り過ぎ、或いは炭水化物の摂り過ぎによる慢性の高インスリン血症が近視の原因かもしれないと指摘している。
この資料に纏められているように他の栄養素も近視の原因とされている。
“証明説”・・・赤ちゃんの頃に、夜も明かりをつけた部屋で寝かせて育てると、近視になりやすいという研究結果をペンシルベニア大が1999/5/13発行のNatureに掲載された。
ただし、この説には反論が出ている。
親が近視の場合、子供の様子を見るなどの理由で夜間に弱い照明を行う傾向があり、また親子における近視の遺伝的相関も高いため、夜間の照明と子供の近視とに相関が出てしまう。
相関関係と因果関係を取り違えているという反論である。
“睡眠不足説”・・・成長期に睡眠が不足すると近視になるとする説。
“体格向上説”・・・国民の体格が向上すると、その分眼球も大きくなり、軸性近視が増えるとする説。
有力なものに遺伝説と環境説があるが、全ての近視の原因を遺伝だけ、あるいは環境だけで説明しようとすると無理が出るので、遺伝と環境が複雑に絡み合って近視が発生するのだろうとされている。
こんなに沢山“説”があるんですね。自分も初めて知って驚きました。。(>o<)
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近視は屈折異常の一種で、遠方から目に入ってきた光が網膜より手前で像を結び、物がぼやけて見える状態。
近視は、眼軸長(角膜から網膜までの長さ)が正常より長すぎるか、角膜・水晶体の光の屈折力が強すぎることにより起こる。
正視では、近いところを見るときに、晶体がふくらんで網膜にピントが合う。
眼軸の長さが長すぎる場合は、遠くを見たときに水晶体を十分薄くしても、網膜上でピントが合いません。網膜の手前でピントが合ってしまいます。
このような近視を軸性近視(じくせいきんし)と呼び、大部分の近視は軸性近視です。
角膜・水晶体の屈折力が強すぎる場合だと、遠くを見たときに網膜上でピントが合いません。網膜の手前でピントが合ってしまいます。
このような近視を屈折性近視(くっせつせいきんし)と呼びます。
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