戦争教育 |  My Place

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 書いて作って育てる日常の備忘録

戦争は事実を語るもの

写真や動画や聞き取り調査

そういうもので学ぶもの

絵画やドラマや詩歌には

人の思いが入っている

 

勝った国も 負けた国も

 

それぞれの思いをもって

命の重さを問うている

勝って悲しい 負けて幸せ

人の死は悼むもの 弔うもの

話題にするより泣きなさい

死なせてごめんと泣きなさい

嘘でもいいから泣きなさい

 

沖縄の人は米兵に投降する前に

 

捕虜になるなと日本兵に殺された

戦争教育の学芸会劇は

違和感なしでは見られない

なでしこ隊も ひめゆり部隊も

明日を夢見る乙女たちだった

同じ日本人だったのに

 

私の祖母は戦争未亡人になった

 

でも祖父は兵士ではなかったから英雄扱いされない

私の従妹は敵軍兵士と国際結婚した

その従妹の息子は生活のために入隊した

私の妹はほぼ自衛隊の日本人と結婚した

私の甥は米軍に近いところにいるのに

自衛隊入隊も就活検討していると話した

 

小学生が歌わされる同期の桜を

 

感動などという言葉で締められようか

大人びた演技を見て

大人になったと喜ぶべきか

大人になりきれない大人

子どもらしさを取り上げられそうな子どもたち

来年うちの子もこういう戦争ものに絡み取られていくのだろうか

まるで視聴率稼ぎだけに忙しいテレビ番組と同じ

まだ明るい子どもでいて欲しいのに

世の汚れなど知らぬ幸せな子どもでいて欲しいのに

 

戦争などなかったことにしたい

 

戦争などという言葉をこの世から消し去りたい

戦争の記憶など 戦争の仕方など 戦争の理由に至るまで

ことごとく世界が忘れてしまえばよい

他人事だから平気なのだ 戦争映画も芸術作品も

それが自分事になったとき

見ざる聞かざる言わざる考えざるで

なかったことにしてしまいたくなるはずなのに