具体化 |  My Place

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 書いて作って育てる日常の備忘録

イギリスには、夢を叶える社会システムが

発展していると聞いた。


例えば、ハローワークのようなところで

「歌手になりたいんですけど」と申し出ると

レーベル契約、売り出し方法、などなど

夢をかなえる細かな作業

つまり、夢を職業にしてしまうやり方を

プロダクションに所属するみたいに

懇切丁寧に教えてくれるというのだ。


日本で

「歌手になりたいんですけど」などと

ハローワークで言ってみるとどうだろう?

おそらく

「・・・う~ん。もしなれたとしても、

 それで食べていくのは大変ですよ。

 まずはコンビニみたいなところででも、

 地道に現金を得る仕事に就いてはどうですか?」と

遠まわしにたしなめられることだろう。


今朝、NHKの子ども番組を見ていたら

「10年後のあなたはどうなっていると思いますか?」と

子どもたちに問いかけている場面があった。

「夢はかなうよ。自分の夢を持とう。」みたいな

とてもポジティブなエールで締めくくられていた。


まずは自分なりにやりたいことを探して

それを強く強く願い続けること。


まだまだ。

それじゃあ、足りないでしょ。


思っているだけじゃ夢はかなわないよ。

夢は具体化していくものなんだ。

イギリス風に言わせていただけば

ねえ、その夢をかなえるためには

具体的にどんなことから始めたらいいの?

その夢、デッドラインはいつで

その為には、明日から何を始めたらいいの?


具体的な事柄を細分化して

現実的な予定を立ててこなしていくこと。

それが遠回りに思えたとしても

一番の近道じゃないのかな?

そんなことを朝イチで子どもと話していた。


以下の部分は、

子どものやる気を損ねないようにという配慮で

省略しておいた。


夢をかなえるのはそう難しいことじゃない。

かなえた後のほうが、実は難しいんだよ。

夢を追いかけている間は楽しいけれど

それが仕事になったとたんに

辛くなってしまう場合もあるし

「職業(プロフェッショナル)=お金をもらう」のだから

いい加減なことはできない。

いい加減な仕事をすると

訴えられて賠償金を請求されたり

せっかく得た仕事なのに、

信用もろとも失ってしまうこともある。

アマチュアならそう期待もされない分、

甘やかされて当然だという暗黙の了解があるけれど

プロフェッショナルの世界では

言い訳なんか通用しないくらい厳しいもの。


かなえたと思ったところから

新たな挑戦が始まったりするんだよね。

だから、日々精進なんだね。

朝のあどけない子ども番組のひとコマ

子どもとの何気ない朝の会話だったはずなのに

私はひとり哲学モードに突入してしまった。






・・・う~む。Monday Blue。(笑)(-_-)