邦題は「プラダを着た悪魔」
仕事も私生活も、試練の連続。
これを乗り越えられたら、何が変わるのだろう・・・。
「自分」というブランドを引っさげて、主人公のアンディは花のニューヨークへ。
ジャーナリスト志望で、どう見てもファッショナブルとは言えない彼女が
何とファッション界を牛耳る雑誌に就職したからさあ大変。
ヤル気はあるけど、服が無い・・・。
中身で勝負!と思っていた自己認識の甘さに
愕然とします。
「辛い、苦しい」とキレたら、仕事仲間はあっさりと「じゃ、辞めちゃえば?」
そこから、彼女は一念発起。
自分なりの結果が出せるまで頑張ろうと努力します。
都会のセンスを身につけて、だんだんキレイになっていく
アンディには脱帽。
しかし
鬼のような編集長ミランダの第二秘書として、
こき使われているうちに
次第に仕事中毒になり、恋人との関係にも隙間風が・・・。
時同じくして
上司ミランダのプライベートな部分を垣間見ます。
そして、その本当の人間性に触れ、
彼女に対する認識が少しずつ変わっていきます。
隙なく身を固めた最先端の流行の服が、戦闘服のようにすら見えてしまう
鋼鉄の女ミランダが、離婚前夜に見せたすっぴんでの涙。
「私に出来ることなら何でも言って」と言うアンディに
彼女はひとこと・・・
「・・・自分の仕事をして」
そんな余計な気を回さなくていい、あなたはあなたのすべきことを
ちゃんとして、と言う、ミランダのあくまでもシビアな姿勢に
胸を打たれました。(笑)
ビジネスの世界は、常にシビアなんです。
女だからって、甘えてられない。
きれいに着飾ったビジネスウーマン達の、
その外見とは裏腹な心のうちが、痛いほど伝わってきます。
成功の光と影が描き分けられていて
最後のシーンでミランダが見せる悪魔らしからぬ微笑が
なんとも、大人の雰囲気でした。
「家賃を払ってくれる仕事に乾杯!」だったと思うんですけど
アンディが仕事を始めたばかりの時
気の置けない友人達とのパーティで言うんですね。
ライフスタイルに合わせて仕事を選ぶか
仕事にライフスタイルを合わせざるを得ないか。
今のご時勢では、後者のほうが多い、というか
当たり前だと思います。
仕事に自分らしさを出すのは、無理かもしれませんが
自分らしい生き方を忘れないというのも
大切だなと思いました。
求めよ!さらば与えられん!
原作と映画では、いろいろ違いがあるようですが
とにかく、夢のある作品でした。




