成年後見人の手続きと面接が終わり、あとは家庭裁判所の審理を待って、審判謄本の郵便が届くのを待つのみ。

これは特別な郵便で、本人確認して、封筒の表に特別送達赤いスタンプを押してある。料金は1130円。

 

特別送達 とは

公的機関(裁判・公正取引委員会・特許審判など)が確実に文書を送達するため、送った相手に届いたことを証明するために使われる郵便物

 

父と私にそれぞれ一通づつ審判謄本が届くのだが、面接した担当者は「お父さん、ちゃんと受け取ってくれるかな?」と心配していた。

本人確認が必要だし、よく分からない郵便物を捨ててしまう父なので、何度も、

「大事な郵便物が来るから、受け取ってね。」

「開けないで、そのままにしてね」

と何度も言った。

 

私のほうは無事受け取った。

けど、父のほうは、トラブルが起きた。

前もって、介護ヘルパーの方に「裁判所から書類が届くので、もし見かけたら、ファイルに入れて下さい。」とお願いした。

ファイルというのは、介護サービスの月ごとの提供票とその実施記録をしまう物で、ポケットもあって、そこに入れてもらった。

週末に父を訪ねた時、審判謄本はあった、でも、封が汚く切られてあって、几帳面な父は決してそんなことはしない。

「お父さんが開けた?」

「いや、開けないよ。」

 

父以外の人間が勝手に開封していたのだ。

 

介護ヘルパーに確認したら、ちゃんとファイルのポケットに入れてあったとのこと。

その後に来た人間が開けたことが分かった。

えいかさんだ。

えいかさんというのは、父から色々むしり取ろうとしている女である。

 

「ただ手紙を開けただけ」と、軽い気持ちでやっているだろうけど、大事な物が抜き取られているかもしれないので、すぐに警察に電話し、取り調べが始まった。信書開封罪に当たるから、立派な刑事事件です。

 

信書開封罪 とは

正当な理由もなく、封がしてある信書を開ける犯罪

 

その後はドキドキする日々が続くのだがまた別の機会に記事にしたいと思う。

 

参考になれば幸いです。