ミヒャエル・ハネケ監督

ハネケ映画初挑戦、大いに食らいました

全くの予備知識なく見たもんだから、ティムロスが出てきて、おー!とテンションが上がったのも束の間、突如流れるヘビメタと赤字
それだけで、あ、これヤバいやつだ。と

噂通り、いかれた映画だった
途中からは観てらんなくなって感情が持たないから客観的に観ようと何度も我に立ち返りながら観た
無慈悲さが度を超えてた

「リモコンの巻き戻し」というルール違反の演出
あんな理不尽普通じゃありえない
でも、「巻き戻し機能」が現実でも起きるんだと勘違いしてる人はいる
取り返しのつかない事を「巻き戻せるんじゃないか」と安易にやるアホンダラは実際存在してる
そんな人達の思考そのまんま表してるような気がした

あと、銃が放たれた後のノーカットのあのシーンの緊張感スゴかった
早く展開をくれ!と思ったの初めてかもってぐらいあの場のリアルな精神状態を体感した
ティムロスが携帯を乾かしながらそこにあるフランスパンを齧って、すぐに口から出すシーンもリアル過ぎて驚いた
ハネケ監督の意表のつき方と超現実的な描写はめちゃめちゃ勉強になった


この映画を観た後、この憂さをどうにか晴らしたくて
とりあえずトイレの黒ずみを落としました

そんな、映画

ハネケ映画、興味あり

72点