コーエン監督
映画好きの知人に勧められ鑑賞
うーん、マニアック!

面白かったー!とはならないかな
でも、飽きずに観れた

この映画、人の名前が沢山出てくるから名前と顔を一致させる作業にまず一苦労

キャスパー役のジョン・ポリト、
あの癖のあるキャラをできる唯一無二の役者だと思う
キャスパーというウザいハゲのおじさん
日本のウザいハゲのおじさんとはまた違う、「外国人のウザいハゲのおじさんってそういう感じ」と知らないのに共感させる説得力ある演技がすごい

で、本題

展開があって面白いんだけど
意外性があんまりなかったのかな
そこまで印象に残ったシーンもなかったなぁ、、
私個人の感想ですが

なので、自分がこの映画を観て思った事を。

沈黙は金
とまで行かないけど、口数少ない人は得だなと
初めはダンディでいかしてると思ったトム
だけど、女に突き飛ばされ、上司に突き飛ばされ
ダメな奴では決してない、できるんだけど実はそうでもない男の話
トムがキャスパーに対してデインの悪事を吹き込んだり、バーニーにキャスパーを打たせるあたりはやっぱり頭のキレる男でそのストーリー展開は好きだった

トム自体、良い奴なのかそうでもないのか、そこも微妙であんまり好きになれる人柄ではなく

全体的に展開あるストーリーながらもインパクトとか深みとかが少なくて、ちょっとボケてた印象かなあ

ちょっと物足りないかな〜ってかんじ

コーエン監督作品はファーゴとバーバーしか見た事ないからもうちょい観て勉強しよかな

58点
ミヒャエル・ハネケ監督

ハネケ映画初挑戦、大いに食らいました

全くの予備知識なく見たもんだから、ティムロスが出てきて、おー!とテンションが上がったのも束の間、突如流れるヘビメタと赤字
それだけで、あ、これヤバいやつだ。と

噂通り、いかれた映画だった
途中からは観てらんなくなって感情が持たないから客観的に観ようと何度も我に立ち返りながら観た
無慈悲さが度を超えてた

「リモコンの巻き戻し」というルール違反の演出
あんな理不尽普通じゃありえない
でも、「巻き戻し機能」が現実でも起きるんだと勘違いしてる人はいる
取り返しのつかない事を「巻き戻せるんじゃないか」と安易にやるアホンダラは実際存在してる
そんな人達の思考そのまんま表してるような気がした

あと、銃が放たれた後のノーカットのあのシーンの緊張感スゴかった
早く展開をくれ!と思ったの初めてかもってぐらいあの場のリアルな精神状態を体感した
ティムロスが携帯を乾かしながらそこにあるフランスパンを齧って、すぐに口から出すシーンもリアル過ぎて驚いた
ハネケ監督の意表のつき方と超現実的な描写はめちゃめちゃ勉強になった


この映画を観た後、この憂さをどうにか晴らしたくて
とりあえずトイレの黒ずみを落としました

そんな、映画

ハネケ映画、興味あり

72点

大好きなウェス・アンダーソン監督

でもこれ5回目にしてようやく最後まで観終えた
それぐらい退、、展開が小さい
この監督の映画っていつもそうなのは分かってるんだけど、映画を観るとき意気込んで観る癖があるから、毎回観方を失敗する
もっと、何の気なしに観る映画だよね、これ

でも、でもやっぱりこの監督の構図、美的センスはいつもスゴイ
寄り画から引き画に移すシュールさも洒落てると思う

ビル・マーレイ演じるどこかもの寂しげでペテン師感あるズィスーは、何だか憎めない
簡単に人が死んでいくし、資金も愛も消え去ってしまい、その全てを受け入れるかのような諦観を持つズィスー
でもいざという時は熱のある男、いや、じいちゃん
終始笑顔は見えないけど、人生も終盤戦に入るとあれぐらい諦観を持ってしまうのか

そして、いつも存在感のあるオーウェン・ウィルソン
イケメンとまではいかないけど、見れば見るほど好きになる


これまで観てきたウェス作品ベスト3を勝手に決めてみる
1 ダージリン急行
2 グランドブタペストホテル
3 ザ・ロイヤル・テネンバウムズ

ライフ・アクアティックはやっぱ入れられなかった、、ごめんよ
DVD買っちゃったから、またいつか、またどこかで、色んな事に飽きて気が向いたら、観ようと思う

60点