ふとそう思った。
小さい頃、幼稚園に入る前、自由に遊んでいた頃、
何とも比べず、悲しい事はただ悲しくて、
嬉しい事はただ喜んで、嫌なものは嫌だと騒いで、
それで良かったのに、
色んな事を考えるようになって、
人を気にするようになって、
見えるものに価値を置き、
見えないものを更に自分に見えなくして、
あれこれ彷徨い、生きてきた。
人と比べたら私にないものは多いけど、
そこを見ていていいことなんて何もなかったし、仮に足りないと思うものを足したとしても、
なんだかそこに虚しさのような、うまく表現出来ないものがくっ付いて、空回りしてる感がつきまとう。
私は、私という人間として、
きっと足りないものなく生まれて来たと信じる事は、
外側の何ものとも、それによる思考や感情とも戦わず、平穏に生きるのみで、
それを思うと、きっとこれまでの私は、ただ色んな外側と戯れていたかった、そういう時期が必要だったんだろうと思う。
で、だから、なんの武器も持たない、なんの取り柄もないような私だけど、そのまま、このまま、
恐れずに堂々と闊歩して、
今ここにあることのみ。