図形というのは基本的に「閉じた空間」で成り立っています。つまり描かれた線に開いた部分がないということです。そうではない図形も描くことはできますが、基本は円も四角形も三角形も線は閉じられています。
昨日の図解ではどうなっていたでしょうか。ここには四角形と三角形、それに「ホームベース」という図形が使われていますが、それ以外は、テキストとテキストを隔てる部分に線が引かれています。
こうした線はどのような意図があって描かれたものでしょうか。
それを考える前に、そうした線を使わないで図形のみで作成した例もお見せしておきましょう。
昨日の例と比べてどう感じたでしょうか。ほとんど変わらないよ、と思う方もいるかと思います。しかしこうした図形の処理の仕方を知っておくと、いろんな場面で、閉じられた線による窮屈な表現を脱するにはどうしたらいいかという課題にヒントを与えてくれます。
図形を組み合わせるといろんな表現ができます。そうした表現に、線でテキストを区切るという発想を盛り込むと、図解にバリエーションを生むことができます。例で見てみましょう。
これも以前、取り上げた図解ですが、ただの四角形を組み合わせただけだと味気ないものですし、田の字の1か所の中に線が入っているのとないのとではずいぶんと印象が違うでしょう。
初心者例はこのようなものになります。
四角形を2つつなぎ合わせても見え方は基本的に変わりありません。
線の両端に四角形がついたものは簡単に作れます。直線を描いたあと、[描画ツール]の[書式]リボンから[図形の枠線]→[矢印]→[矢印スタイル10]が両端に四角形がついたもの、[矢印スタイル11]が円がついたものです。どちらかというと後者のほうが使いやすいでしょう。
この「仕切り線」は、四角形などの図形の中に入れる文字量に違いがある場合、有効に働きます。昨日の図解(このエントリーの一番上の図解)の左側は、テキストの分量に違いがあるため、たとえば四角形の中にテキストを入れた場合、四角形の大きさに違いが生じてしまいます。これを避けるときに「仕切り線」が活躍するのです。
見せ方の点では、こうした「区切りの線」は四角形などの枠線よりすこし細いものにしたほうがセンスよく見えます。マンガの人物の枠線が太く、顔の造作などを細く描くのに似ています。図形の枠線の標準は[2.25pt]なので[1.5pt]にするといいでしょう。
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