昨日の図解でアルファベットと数字入りのものを紹介しました。両者はどのように使用されていたでしょう。
アルファベットの「A」と「B」は2つのことを列挙するためですが、数字も同じように列挙を表すことができます。この事例では「専門性」に2つの方向性が考えられるという意味で「A」と「B」に分けました。こういうときには「1」と「2」ではなく、「A」と「B」のほうが適しています。
1つのものごとに2つの事柄が考えられる場合、それを「2のユニット」と名付けました。「2のユニット」にはいくつかの意味があります。それは「対比」「比較」「対照」「方向性」「二分」「両翼」といったことで、2つあることを相互に見比べることが基本になります。
というのは、「2」というのは「1」と「1」とで成り立っているからです。「1」と「1」を列挙すると、それらの関係性はどのようなものかに言及するのがふつうでしょう。もしも関係がなければ「2」になりませんし、関係性が考慮されなければ「1」のままでもいいはずです。
「陰」と「陽」、「左」と「右」、「暖」と「寒」、「男」と「女」、「天国」と「地獄」、「若」と「老」、「火」と「水」、「天」と「地」、「陸」と「海」、「善」と「悪」などなど、すべて「1」ではなく「2」の概念です。
さて事例に戻ると、ここでは「専門性」を「二分」すると「人」と「店」(あるいは「商品」)ということになります。言い方を変えると「ソフト」と「ハード」です。この2つが「両立」しないと「専門性」を標榜する意味がないということを暗に言っているのです。
丸亀製麺の店内に入ると、麺を打って、茹でて、出してくれるといううどん店の活気が伝わってきます。食堂のイメージを大切にするため器にも凝っているといいます。そういう雰囲気を支えるのが1対1で対話しながらうどんを出してくれる店員さんで、年配の人が多く働いているといいます。それは、母親の手料理のイメージがあるほうがおいしく感じられるからだといい、白い割烹着や三角巾といういでたちにも意味があります。ソフトとハードが一体化したところに、うどん店の繁盛が築かれていきます。
「2のユニット」に対して「3のユニット」「4のユニット」はいろんな意味がありますが、ここでは単純な「列挙」と「展開」を挙げておきます。
「列挙」というのは3以上のことを「並列」的に挙げていくことです。それに対して「展開」というのは「1」があって「2」があり、そして「3」となる、というふうに「流れ」があるものを指します。図にするとこんな感じになります。
こういう場合は、「A」「B」「C」「D」よりも「1」「2」「3」「4」のほうが向いています。それはひとつには項目数が多くなるという点で、もうひとつは「数えあげる」(列挙)か、「時系列に並べる」(展開)か、ということを言う場合、数字のほうが適しているからです。
それと単純に言って、同じ図解の中であれば「A」「B」と「1」「2」「3」「4」に分けてあったほうが、見栄えがよく、別のことを指摘していると見てすぐにわかるからです。
こうした図解は以前にも例に挙げたことがあります。
図解の素材を読み解いて、その結果、こうなる、というように考えるより、こうした「A」「B」+「1」「2」「3」「4」のパターンがあると思って、それにあてはまりそうなら、こういった図解パターンを考慮してみるといい、と捉えるといいでしょう。それ以外にも「2のユニット」を追加したいなら「X」と「Y」を使ってみるのもいいでしょう。





