世の中には、非常に多くの思考法に関する書籍があふれている。私自身もそれらの書籍を読み、実践に活かすことを試みているビジネスパーソンの一人である。しかしながら、理解することはできても、実際の業務で活用することは容易ではない。
そんな私が至った結論は以下の二つを押さえておくことで、概ね業務では困らないということだ。
昨年末、営業からマーケティング部門に異動してきた中堅メンバーを対象に以下のポイントを踏まえて1.5Hの研修を実施した。
A) 基本的な課題解決のアプローチ
B) クリティカルシンキングの初歩的な考え方
詳細については、以下のように“自分なりの解釈を加えて”いかに示す。
A) 基本的な課題解決のアプローチ
1. あるべき姿(そのプロジェクトにおける目的/目標)は何なのかを書き出す
2. 現状を確認する(定量的な目標と現状の数字のギャップを特定)
3. ギャップ(=問題点;あるべき姿と現状)がどこに生じているのか?を特定する
4. 特定された問題点がなぜ生じているのか原因を深堀(「なぜ」を繰り返して仮説を立てる)
5. 課題(問題点XXXをクリアするために、原因XXXを取り除く)を設定する
6. 実行する
ポイント
・普段から“現場における問題点”に目を向けていれば、原因(仮説)と突合が容易であり、真の原因に効果的に辿りつくことができる。
B) クリティカルシンキングの初歩的な考え方
1. 適切なイシューを立てる(解をだすべき問い)
2. 枠組みを考える(答えを考えるときに、考えておくべき、要因は何か?)
3. 枠組みに対する主張を支える根拠を複数考える
4. 想定される反論を考え列挙して、対応方法を考えておく
ポイント
・Yes/Noで回答できるイシューの場合、「メリット・デメリット」もしくは「Pros・Cons」で考えることでアプローチは容易になる。
・枠組みを考えことは意外に難しい。私は「人(登場人物、部署など)」「モノ(製品、ツールなど)」「カネ(広く考えて、障壁となる要因は?)」などを思い浮かべるようにしている。
私自身はクリエイティブシンキング、デザインシンキングなど新しいアプローチを学びつつ実践に活かし方を試行錯誤しているが、基本的な考え方を押さえておくことは重要だと思う。勿論、数多く出版されている関連書籍の記載事項を実践できることが望ましいが、まず日常の業務の中で、このくらいのところから始めてみることで、アウトプットのスピード、質は高まるのではないかと思う。
