奥様に案内された所は裏庭のような感じ。荒れ果てた庭の真ん中に
何故か道祖神が祭られていました。
ドアを開けると其処は台所らしく真ん中に石油ストーブが~
促されるままに上がって行くとご主人が着物姿でいました。
長火鉢の前に座っている姿はまるで小説家の様でした。
はじめましてと言うと私は2度目です。はっ?
私の結婚式にご主人を
で送ってきた時奥さんを
建物の中から見ました。
家の中を見渡すと6畳ほどの部屋にタンスふた竿と床の間には
雑然と物を置いていました。壁を見ると新聞を貼っていたのですが
それが所々剥がれて垂れていました![]()
もう一部屋4畳半程の広さでした。
奥さんはコーヒー豆を引きクリムトの絵柄のコーヒーカップに
コーヒーを入れてくれましたよっ!何となくほっとしました。
事情を聴くと(勿論主人は知っていましたが)彼の名前は
私は知っていましたがご本人と初めての対面だったので
あっ!彼なんだと~~
彼は元は凄い有名なシルクスクリーン画家だったのです。
大分市内で画廊をやっていたけどある会社の倒産で
彼もその巻き添えになり夜逃げの憂き目にあったのです!!
今はこの朽ちかけた家で密かに隠れ住んでいた訳なの![]()
それまでのお付き合いで彼から頂いた絵の数々。
一枚目に頂いた絵は丸めてそのままになっていたので
額縁に入れて貰いに行ったらこの絵は○○さんのですね!!
ナンバーが2だからこの丸めた皺が無かったら凄い価格ですよ!
では初めから額に入れて下さったのはかなりのお値段??
今は隠れ住んでいて何も仕事していないのが勿体ないので
絵を描いたら?との私の問いに首を振りました~~~
何時間いたのでしょう?家はボロボロでも芸術家の夫婦の
生活は何となくほのぼのとしていて居心地の良いものでした![]()
この夫婦に又関わりがあるとは思わず私たちはその家を
後にしましたが気持ちはほんのり心地よいものでした!
この絵がはじめて頂いたシルクスクリーンです。
素晴らしい絵と思われませんか??
もう一回続きます。
