商店街と聞いて何を連想するか…
寂れている
ご年配のお店が多い(店主も)
アーケード
ごちゃごちゃしてる
地域性がある
空き店舗
この辺でしょうか。
もちろん一部都心や、
観光地化している商店街は別として、
総じてこんな感じかなと思う。
商店街のシンボルでもあるアーケードは、
市道の上につくられている事が多い。
そして、覚えきれない程の
補助金メニューが用意されている。
補助金は公金。
公金が投下される理由は、
正に公共性が高いエリアだからである。
つ ま り
「商店街は公共エリア」
ここで、注意しなければいけないのは、
商店街の実態の変化である。
本来商店街は、地権者(家主)が
2階に住んで1階で店を営む。
コミュニティが確立されていて、
多少喧嘩はあっても近所付き合いの
延長で収まっていた。
そして、自分の店も隣の店も、
繁盛してほしいから、
協力意識があった。
それは、運命共同体という意識だ。
そして
地域商業者が集まっているからこそ
公共エリアになった。
加えて
高い固定資産税を納めているリターン
として補助金が投下される。
以上がこれまでの原理原則
そして本題
商店街=店舗
と見えがちだが、
実態は地権者になる。
商店街の公共マインドを
持つべきは地権者である。
残念ながら
地権者店舗は激減し、
テナント比率が地権者店舗を上回り、
もはや公共マインドはゼロに近い。
そんな商店街にまだ公金を
投下して大丈夫かしら…