懐かしいものが出てきました。
小学生の頃のこと。
新聞委員会のメンバーだった私は壁新聞や藁半紙にガリ版刷りで新聞を作っていました。
和紙にパラフィン等を塗ったロウ原紙と呼ばれる原紙を、このやすりの上にのせ、鉄筆という先端が鉄でできたペンで文字や絵を書きました。
今のようなコピー機ではなく、手回し式の謄写印刷も楽しかったなぁ。
そもそも、「ガリ版」の呼称は原紙を切る時に生じる“ガリガリ”という音からきているもので、正式には謄写版と言います。
調べたところ、発明されたのは、1894年(明治27年)。
滋賀県東近江市蒲生岡本町出身の堀井新治郎父子によるもの。
そして、ガリ版文化を後世に伝えていこうと、堀井父子の本家が改修され、ガリ版伝承館として現在も残っているとのこと。
ー今の私の原点は、ここにあるのかも。