おはようございます。


第四十五候 白露 待候

玄鳥去◇つばめさる

燕が南へ帰っていく




秋と入れ変わりに燕去る


春にやってきた燕が、南の国へ帰っていく

ころ。越冬先である暖かい東南アジアや

オーストラリアまでは数千キロ以上も飛ぶ

ことがあるといいます。

 夏の間に子育てをして、民家の軒下に作っ

た泥の巣をそのまま去っていく燕たち。

しかし、次の春になればまた同じ巣に帰っ

てくるともいわれています。燕は二つ分か

れた長い尾もとくちで、男性が礼装として

着る燕尾服の語源にもなっています。


ツバメは人が生活する場所に巣を作って活動するという習性を持ちます。しかし、昔から人と共生してきたツバメとの関係も、人間生活の変化によって変わりつつあります


実はこの人間生活の変化の影響を受け、ツバメは減少しているようです。


・里山の自然や農耕地の減少
→ツバメのエサとなる虫が少なくなっている
・西洋風家屋の増加
→巣を作る環境が減ってしまった


日本には四季があり、自然と共存してきた国です。

燕の話ですが、今の世の中とも類似点があり

ませんか?


ツバメは春になると、南の国から長い距離を飛んで日本へ渡ってきます。日本に渡ってきたツバメは、人家の軒下や玄関、商店のシャッター内、駅の構内など、人が多く出入りする場所で営巣。人にとって身近な野鳥でした。

つばめは縁起の良い鳥と伝えられ自然と共存

していました。昔から伝わる先人の思いを

大切にし調和ある国でありますようにと

今回はつばめの話を投稿させていただき

ました。

お目通しいただきありがとうございました。