割賦で購入・・・ | ゆっくり走る会計士の仕訳日記帳

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つれづれなるままに更新しています。

きょうは雨。

 

午後は雨は上がった者の蒸し暑い天気だった。

 

夜も蒸し暑い。

 

この時季特有の爽やかな天気が待ち遠しいものだ、と思う。

 

 

それはさておき、

 

きょうは割賦購入のはなし。

 

割賦は「かっぷ」と読む。

 

割賦販売なんて言葉を最初聞いたときは、ワンカップ大関を思い浮かべてしまって話がチンプンカンプンだったことだけ覚えている。

 

はなしを戻そう。

 

割賦で購入する場合、通常は支払額の一部は利息分と考えられている。

 

なので、その分は支払利息として費用処理しなければならない。

 

では具体例で考えよう。

 

 

〔設例〕

営業用の車を割賦で購入した。この車の現金販売価格は¥2,000,000で支払手形¥220,000を10枚振り出した。

 

 

(仕訳)

 

車両  2,000,000   /  営業外支払手形  2,200,000

 

前払利息 200,000   /

 

 

営業用の車だけど営業外支払手形・・・

 

なんか変な感じだけど、一応教科書的にはこうなるらしい。

 

いわゆる、正常営業循環基準というやつか。

 

利息は一旦、前払利息にしておいて、支払のたびに

 

 

営業外支払手形  220,000   /  現金預金  220,000

 

支払利息   20,000   /  前払利息  20,000

 

 

こんな感じで仕訳を切っていくんだけど・・・

 

 

この考え方だと、¥2,000,000に対して¥200,000の利息を支払うように見えて、金利は10%で高いなぁと・・・

 

でもよく考えよう。

 

借りている元本が¥2,000,000なのは、手形を落とす前のはなしであって、1枚1枚と手形を落としていくうちに元本は減っているんじゃないかと・・・

 

なので実際の金利負担はもっと高いはずだ。

 

これが実効金利という考え方。

 

本当はこの考え方を身につけておくべきなんだけど、日商簿記2級程度では利息法の仕訳は問われないらしい。

 

このへんがどうも。

 

まぁ、教科書からもう一歩踏み出してみましょう、ということで纏めておこう。

 

 

さて、明日は木曜日。

 

ちょっと出張に行ってくる。

 

てことで、

 

きょうはおしまい。