娘から
『結婚披露宴の時の乾杯の挨拶を爺ちゃんにやってもらいたいと思ってるんだけど…』と電話があった。


結婚披露宴のスピーチを父ちゃんに∑(゚Д゚)❗️❗️❗️❗️❗️

とっても驚いた!



結婚するまで、
大学時代から、娘が彼をこちらに連れて来る時は、必ず父ちゃんと母ちゃんの民宿に予約をとり、彼は私たちの所には泊まらなかった。


乾杯の挨拶は、2人を知る父ちゃんに頼みたいのだそう。




父ちゃんは、若い頃にチェーンソーを使い、山の仕事をしていて『白蝋病』という病気になってしまった。


字を書く時、水を飲む時、食事をとる時…何か作業をするといつも手が震えてしまう。

特に緊張すると震えが大きくなる気がする。


父ちゃんも80歳になり、色々な事がうまく出来なくなり、自信をなくす事が増えた。


そんな父ちゃんが、手を震わせながらスピーチするのは、可哀想だし、無理だろうな。と娘に伝えると、


聞くだけなら良い?
彼も私もスピーチは、爺ちゃんにやってもらいたいんだ。


生まれた時からずっと私を見守ってくれていて、

高校、大学時代のに言葉の暴力をふるい続ける私を本気で叱ってくれた爺ちゃん。

私が仕事を辞めるたび
「よく頑張ったな。いいんだよ」って、笑顔で言ってくれて…。

私たち2人をよく知る爺に頼みたいんだ。と娘。




娘の気持ちが分かるので、
聞くだけ聞いてみても良いけど、無理強いはしないでね😊とだけ、お願いした。



数日後
父ちゃんが、

昔、PTAの役員、民生員などをやっていたのでスピーチは、慣れたものだった。

でも、今は、自信がない。
孫(のように思っている娘)のためにやってやりたいが、きっと手が震えて周りの人達にアルコールシャワーを浴びせ続けてのスピーチになってしまうしな💧、断ったんだ。

孫ちゃん、ガッカリしてたっけ。可哀想な事をしたなぁ…。と言った。



そんな事ないよ。
父ちゃんと母ちゃんが娘の結婚披露宴に出席してくれるだけでありがたいんだから!と私。



そっか?
良かった😊
周りの人達にアルコールシャワーを振りまいて、挨拶終わったらグラスは空だろうしな(笑)と母ちゃん。


3人で大笑いしたけど、父ちゃんは、孫を悲しませてしまったと心を痛めている様子。


娘に電話をさせなければ良かったな😣と思う。



『本当は爺に頼みたかったけど、Aちゃんに頼んだ。返事待ち』と娘。


Aちゃんは、旦那の妹。

旦那の妹も
娘が荒れていた時に、自分も傷つきながら私を守ってくれた「私」と「娘」の大切な恩人。


自分の思いが通らず
『理不尽だ!』
『クソ親!』
『死ね!』と私に向けられる暴言を自分の事のように悲しみ、娘に意見し私を支えてくれた妹。



それがいけない事だと分かっていながら心の暴走を止められず、

私をかばう妹にも、暴言を言い続け、叔母である旦那の妹を傷つけ続けた娘。




爺ちゃんがダメなら、
その暴走を全身で受け止めてくれたAちゃんに頼みたい。と娘。



旦那と父ちゃんは
『女性が乾杯の挨拶ってどうかな?』

『こっちは、田舎だからな…』

『俺が出来ねぇから申し訳ねぇな…』と本気で悩んでる。



娘は、「旦那(父親)」と、「父ちゃん(爺ちゃん)」の意見を聞いて…


『主賓の挨拶は、彼の上司がやるんだから、乾杯の挨拶は、こっちでやるんだよ?

だから、私がやって欲しい人頼みたいのに…。Aちゃんがダメなら彼の上司に頼むからいい!」と少しご機嫌斜め…。




娘を知らない彼の上司ではなく、

娘のことを知っていて、

娘の結婚を心から喜んで駆けつけてくれたこちらの招待者に乾杯の挨拶をお願いできたらいいな😊と思い、その気持ちを伝えた。



分かった👌。
Aちゃんがダメだったら彼の上司ではなく、お父さんの弟に頼もうと思う。と娘。



色々決まっていくなぁ。
結婚式がどんどん近づいてくるよ〜ピンクハートラブラブ