心乱れて | ゆきのブログ

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アフリカワシミミズクに癒やされながらの日々の出来事。



「相続手続きについてのご協力のお願い」


司法書士から娘と息子宛に届いた。
亡くなった方の名前は知らない。
でも、別れた元夫の実母だということは 
わかった。


元夫は5年前に亡くなっていた。


すごく驚いた。


なんて言えばいいか。。


悲しみではなく
寂しさでもなく
心が乱れるという感情。


私たちが離婚したのは
もう20年以上前。
決していい別れ方じゃなかった。


修羅場は壮絶で
泥沼で
必要以上にお互いを傷つけあった。




元夫の幼少期は孤独だった。
実母の顔も名前も知らない。
父親が罪を犯す度に居場所が無くなり
就職さえ出来なかった。


そんな元夫を
私は幸せにしたいと思った。
愛情とか、ずっと一緒にいたいとか
そんな感情ではなく
ただ、元夫が知らない暖かい家庭を
つくってあげたかった。


でも
それは私の思い上がり。


そんな簡単なものではなかった。
かえって、元夫を傷つけていたのかもしれない。


あれから元夫は幸せだったのかな。
どこで何をしているのかも
全く知らなかったけど
隣の市にいたのね。


もしかしたら
遠くから子供たちの成長を見ていたのかも。


なんて
美化しすぎかな。


今まで元夫に対しては
憎しみや怒りしかなかったのに
いなくなってしまったと思うと
楽しかったことも確かにあったなあ
なんて思い出したりする。


ズルいよね。







相続は
2人共、放棄します。