NY(出産) | 母の闘病記(膵臓癌)と私と家族達のバタバタ記録

母の闘病記(膵臓癌)と私と家族達のバタバタ記録

母の膵臓癌発覚そして最期の時、バタバタしながら奮闘中の私の記録です。

非常にアバウトな妊娠数週だったので
予定日を1週間過ぎた早朝に軽く陣痛が始まりました。

でも…なかなか等間隔にならない…
朝食を普通に作り、普通に食事。
昼過ぎてもなかなか…
午後になり旦那と長女と散歩がてらにアイスを購入。それでも7分まではまだなんて思ってた3時過ぎ…
一気に来た陣痛!
7分どころか5分間隔!
急いで電話!
たまたまその日はDrは近くのオフィスにいるとの事でそちらの病院へ…
そこはあくまでも診察のみのオフィスなので、出産は別の大学病院!それも…ハイウェイで50分位かかる…
もー車で産むと思いました(笑)

大学病院に到着!
受付で待たされ、黒人の受付さんに連れられ…ちょっといきみに変わってるんですけと…それでも受付のねぇちゃん普通にスタスタ…旦那はオロオロ…やっとエレベーターの前で
(受付)「車椅子使う?」
(私)「ノーセンキュウ!」(キレ気味)

エレベーターを降りると…
そこはずらっと分娩室が並んでた!
さすが少子化と無縁の国!
これまた歩いて分娩室へ
旦那は長女もいるからと、立ち合いは拒否してたので、そこからは私だけ…

分娩用の服に着替えて
モニター装着
若い男性のDrがモニターを見て
「ヒュ~♪」
何故に口笛?キレるぞ!
点滴を入れて…バタバタしてる所に
(Dr)「ハロー」
コーヒー片手に入ってきた時はブチ切れ寸前でした(笑)
その後、ギャラリーが増える増える…
無痛分娩が主流なアメリカで私は自然分娩。そこは大学病院なので…見学者多数!
もう…いきみたくて仕方ない私…
やっと産めると思ってた時に、旦那登場!
(私)「なんで来たの?長女は?私、もう産むよ!」
(旦)「長女は看護師さんが…だってDrパークがまだ産まれないからって…」
旦那は騙されたらしく、無理矢理立ち合いになってしまいました。

早く産みたいのに、会陰切開の縫合の麻酔を何故か先に打たれ、破水してないからと大きなかぎ針で無理矢理破水。日本と大違いが…先に会陰切開!これが痛い!陣痛どころじゃない!会陰切開の痛みで陣痛の痛みを忘れた所にあっと言う間に出産…

騙され立ち合いの旦那を含め、ギャラリーが多数大勢…産まれた時は祝福の嵐でした。

後日談ですが、旦那は長女が理由で立ち合いを拒否した訳でなく、苦手な為に拒否してたのが…結局立ち合い…その後、数日間夢に出てきたそうです。(嫌な意味で…)
それと、アメリカでは旦那さんがへその緒を切るらしいのですが…旦那はそれは完全に拒否してました(笑)

本格的に陣痛が来てから約2時間での出産…
ほとんど、車と歩いて陣痛を耐えた私…

退院までの2日間で
「日本人は我慢強い!」と言われて、何人も握手会を求められました。