妊娠してから、もーー、いろんな事を想った!考えさせられた!感情が揺さぶられるってやつですね。





周りの人達も妊娠・出産について沢山考えてくれました。ベビ、産まれる前からとっても愛されているなと思ったよ。









妊娠が分かってから、出産は今住んでいる大阪でしたいと思いました。里帰りではなく。



私の実家は自営業のパン屋で、色々な人が出入りしています。朝も早いし、おそらく自分のペースで過ごせないので、里帰り出産は心がカサカサになりそう・・。想像すると、そんなイメージが湧きました。







私の願いはこれ。
"大阪でゆっくり出産の日を迎えたい"
"主人に立ち会い出産してもらいたい"
"産後も家族で一緒に過ごしたい"





なので、主人やお互いの両親に大阪で出産したいことを伝えました。そこからみんなが考えてくれました。










私の母。
大阪で出産したいという話を聞いて、産前産後、手伝ってあげたいって思ってくれたみたい。それで、妊娠中期に一度様子を見に来てくれました。しばらくして帰る予定だったけど、産前産後にまたくるから、それまで大阪の私たちの家にいるのはどうかって話も出て。




主人に聞いたら、「いいよ!」って言ってくれて。



でもやっぱり、それぞれが気を遣う部分も出てきました。ましてやその時主人の仕事はとても忙しく、同時に転職活動もしていたので、精神的にも肉体的にも余裕がありませんでした。









〈主人の言葉〉
「お母さん来てくれて心強いね。
(出産前後まで)いてもらったら?
その方があきちゃんも心強いでしょ?追い出す方がかわいそう。こんないい子産んでくれたんだからそれだけでいいよ。


くつろいだりテレビみる時間がない。
そりゃ少しは気を遣うよね。逆だとしてもそうでしょ?色々してくれるから余計言いにくかった。手伝ってもらって助かる部分と2人の時間を大切にしたい部分とあった。俺はあきちゃんがいてくれるだけでいいから。」








全部その時その時の本当の気持ちだったと思う。"今"の気持ち。











お義母さんからも主人が悩んでいたと聞きました。お義母さんと話したときは、主人とちゃんと話せてない時で。聞いてない話ばかりだったので正直混乱しました。



〈お義母さんの言葉〉
「地元に帰ってきたとき鬱っぽい感じだった。不満を態度で示すとか言ってたから、それじゃ伝わらないよと伝えた。あきちゃんならきっとわかってくれるよって言った。私に言うことじゃないって。」






お義母さんからこの話を聞いて、主人ともう一度話をすることができました。





お義母さんの心配する気持ちも分かりすぎるくらい分かったし、主人のしんどかった気持ちもどっと流れてきたような感じがして、主人の胸の中で嗚咽がでるくらい泣きました。涙はなかなか止まらないし、呼吸も乱れる。あんな風に泣いたのはいつぶりだろう?そのくらい激しく泣きました。









主人と話し合ってから、私の母には
"いったん地元に戻って、産前産後に手伝いに来てもらえたら嬉しい"ということを伝えました。




でも母は産後も大阪にいたいと思っていたらしく、大阪に移住する流れで考えていたみたい。












母も私も、
「どうしたいか」
「どうしてほしいか」
ばかりを話していて、


「どうしてそう思うのか」
その想いの部分をなかなか話せないでいました。



心に余裕がなくなって
やっと「想い」の部分を話しました。









〈母の言葉〉
「お母さんに近くにいてほしいと思わないの?ただお母さんは近くにいて手助けができればいいなと思ってるだけ。
それだけ。その為に頑張ってる。
久しぶりに会ったときに痩せちゃってたから、色々我慢してたんじゃないかって。我慢しないでお母さんにも言って。
倒れるまで我慢してたんじゃないの?
産後もこっちにいたいと思ってるし。」








―子供のことを
                 深く想ってくれていたんだ。―






私は
「私はお母さんが頑張りすぎて体壊してもあれだから、一回地元に戻って休んだ方がいいんじゃないかと思ったの。」
って、一言返すのがやっとでした。










お互いがお互いの心配をしていた。
お互いの気持ちを知ったら二人とも泣いちゃった。優しい涙だった。









「こうしたい」
「こうしてほしい」
を言う前に、
想いや本音を伝えることは
大事だな、と思いました。









それから母は、
大阪で職を探して、
近くに家も借りてくれました。



ありがとう。
沢山考えてくれて、
ありがとう。













ありがとう。
主人にも、お互いの親にも
ほんとに、ほんとに、
感謝です。







それぞれの
「気持ち」
「想い」
「本音」
それを伝えあうことができて、
家族をもっともっと大切にしたいと思いました。




改めて、妊娠・出産ってすごい経験。
ベビ、来てくれてありがとう。