生きるって、いろんな生き方がありますが、簡単でもあるし、超難しいことでもあります。考え方、或いは気持ち次第で、変わるのではないかと思っています。
いろんな壁にぶつかって一生懸命乗り越えていく人もいれば、ちょっとしたことで崩れてしまう人もいます。私自身は、そんなに強くもないし弱くもないと思うのですが、やはり日々変化します。思いがけず良いことがあった時はウキウキしてきて何でもやりたい気分になったり、その逆もあります。そんな日常の積み重ねで何十年も生きるのですから、大変といえば大変でしょうか。けれどもどの年代になっても夢があれば、やりたい事があれば生きてゆけるのではないでしょうか。年と共にあちこちガタがきて、希望を失い、
やる気を失い、早くお迎えが来ないかなーなんて、なってしまうのでしょうか。
90歳になる私の母が、まさしくそれです。それでまた頑固と言うか、認知症なのか、危ないから一人で出かけないでねと言われたらしいので、じゃ私と行こうかと言っても出かけようとする気配はなく、半身浴がいいんだよという話をするとちゃんと聞いてくれていると思っても、温泉などでは、とっぷりと顎まで浸かって、じーっと入っているし、砂糖はカルシウムを追い出し細胞を緩ませるから、摂っちゃダメとは言わないけどなるべく少なくしたほうがいいよ、という傍から飴玉3個口に放り込んだり、コーヒーに砂糖2個入れたと思ったらもう1個口に入れて食べてみたり、朝、食事しないで、昼頃、おいしいからとお菓子を食べたりとか…、骨粗鬆症の治療をしているというのにそれですから。もう90歳なので好きにさせてあげたいのだけれど(本人は好きにしている)言わずにはいられない。会う度に、いつお迎えが来るのやら、死にたい。週1回の、ディケアも行きたくないと言うにも拘らず、老人ホームに入りたいなどと言っています。弟家族と共に暮らしていますので大丈夫ですが、一番世話をしているお嫁さん、毎日入浴の手伝いをしてくれたり、あれこれ体力的にも精神的にも大変です。私はたまに温泉に連れ出すのみです。
以前は針仕事をしていましたが、目も見えにくくなり、手もしっかり使えなくなり、腰も膝もあちこち痛みがあったり弱ってきたりして寝ていることが多くなってきたようです。温泉に誘っても半年ぐらい行くと言わなかったけれどようやっとここ2回ほど行くと言ってくれて、姉と共に連れ出すことが出来ました。往復弟や義兄たちの手助けに依ります。
母は恵まれていると思います。もう少しそれをわかって欲しい。口ではありがたいとは言っているけれど、それは口先だけと思えてならない。息子たちと暮らせてよかった、息子たちが居てくれて良かった、と本当に心から思えた時、母の幸せは来るのではないかと思います。
身体は不自由になったとは言いながら自分で動けるのだし、聞こえるし、見えるし、しゃべれるし、口からちゃんと食べれるし、味も分かるし、自然の移り変わりを感じられるし、子供たちにも恵まれているし。