スイスの白い牧羊犬として知られるホワイト・シェパード | For All Dogs

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今回紹介するのは、前回紹介したアメリカン・カナディアン・ホワイト・シェパードから生まれたホワイト・スイス・シェパード・ドッグです。基本的なデータは以下の通りです。

原産国:スイス
グループ:牧畜犬
作出目的:
別名:ホワイト・シェパード
大きさ:大型犬
体重:25~40㎏
体高:55~66㎝
毛色:ホワイト
寿命:10~12歳
運動量:120分
手入れ:2~3日に1回のブラッシング、トリミングは不必要
飼い易いさ:初心者向きではない
かかり易い疾患:関節疾患、皮膚疾患、眼疾患

~ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの歴史~

アメリカン・カナディアン・ホワイト・シェパードをスイスに輸入され、1960~1970年代にブリーディングが開始されて、1990年代にはスイスでスタンダードが認められ、スイスだけではなく、オランダ・デンマーク・チェコでもスタンダードが認められました。
2002年にはFCIに暫定公認され、2011年に正式公認されました。これは、アメリカン・カナディアン・ホワイト・シェパードがまだ未公認な事で、この2犬種の大きな違いとも言えます。ただ、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグとして公認されるのは、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの血統がある個体だけで、ジャーマン・シェパード・ドッグの白変種の場合は公認されていません。
日本では1990年代に輸入され始め、愛好家の増加に伴って2001年に設立された日本ホワイトシェパード犬協会が血統やマイクロチップの管理を行っています。
また、2004年に公認犬種として初めて登録されました。

~ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの容姿~

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの容姿は、ジャーマン・シェパード・ドッグよりもやや大柄で、シェパードの特徴的な容姿である背中から腰にかけてやや下がっていますが、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグはアメリカン・カナディアン・ホワイト・シェパードと同じように腰まで背中は平行になっているのが特徴です。
また、筋肉質で立ち耳、垂れ尾をしています。
さらに、被毛には2つタイプがあり、一般的なスムース・コートとやや長めのロング・コートの2つのタイプの被毛のタイプがあります。

~ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの性格と特徴~

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは基本的に落ち着いた優しい性格をしていて、飼い主や家族に忠実な性格をしています。
シェパード土曜に頭脳明晰な犬種で、辛抱強い為にコンパニオン・ドッグとして優れていて、子供に対しても有効的なので子供がいる家庭でも飼育しやすい犬種といえますが、頭脳明誠の為にしっかりとしたしつけやリーダーシップを示さないと、手が付けられない問題児になってしまう場合もあるので、あまり犬を始めて飼育する人には向かないとされています。
警戒心が強く、見知らぬ人に対しては距離を置いて接しますが、臆病だったり、攻撃的ではないとされます。

オーストリアでは作業犬としての能力を重要視したブリーディングが行われ、災害救助犬などとしても活躍していますが、様々な訓練やアジリティなどのドッグスポーツを楽しめる犬種です。
原産国のスイスでは、スイスの白い牧羊犬をいみするベルジェ・ブラン・シュイッスと呼ばれています。