鬱がひどいと

なんでもないことが

なんでもなくなっちゃって

トイレにさえ行きたくない




選択ができない
アレとコレ

重要度がわからなくなる




買いもの依存の私は

例えば、
もうコンタクトの予備が少い事を
わかっているのに、

目の前にあった2ndstreetとか
寄っちゃって、
サンダルを買ってしまう



生活の予算はまた
削れてしまい
結局
落ち込む



バカな悪循環

わかっている

自己嫌悪に陥っている




そんな時
さすがに
1年間
半径3メートル以内で
私の言動を
見ていたカッちゃんは
事情を察する



でも、
責めない

むしろ

それでもいい、

と言ってくれる




『だって、
次にいったら
サンダルなくなってるよ?』




カッちゃんは、まだ
正社員の職が見つからず
最低賃金でコンビニの
アルバイトをしている



それなのに、
私は
ソワソワと落ち着かず
勝手な買い物などしている
(共同の生活費とは別だが)
自分が情けなくなる
ちゃんと、働いてもいないのに、と



正社員、派遣社員
アルバイト



仕事の違いは
何だろう、



カッちゃんみたいに
真面目に働いても
正直、
生活費で目一杯
コンビニで働いているのに
コンビニで食事など買ったら
マイナスになるくらい



都知事のポスター掲示板が
あちこちに作られているなか



この
事情をくめる
候補者はいるのだろうか、




なんて、
看板の前で立ち尽くしていた…


ら、


そうだ!


思い出した!


最優先事項!!!





こればかりは
カッちゃんにも
言われていた


内科での
検便を病院に
持っていかなければ
ならなかった!



つまり



優先順位がわかない、
など
ぬかしている間にも

私は2日分の
うんちをリュックに背負い
共に行動していたのだ


都政の将来案ずるのも
大事だけれど


取り敢えず、
今日は
この
検便容器を
提出にだけは
行こうと思った