窓のそとに、

横浜家系ラーメンと
すためしの店がみえる



私は



新宿
セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ
(と、おんぼろスマホが変換した。
こんなに店名長いんだ)

3階から




垂涎の
字のとおり



使い方、
間違ってるけど



垂涎の眼差しを
向けている




つまり




お腹すかせて
いる




お腹が減っている
ではなくて、
お腹を「空かせる」ために
いる




時々、




自分の食欲がコントロールできなくて




それは
明日からダイエット!
なものではなく





夜中に寝ぼけて
冷蔵庫の中身


そのままの
バターを噛ってしまうくらい

何でも食べてしまう


朝になって、
散らかったシンクを見て
またやった
と、
自分でようやく気づく




覚えがないのに
過食になる事がある。




胃がいたくなるほど、
食べて食べて食べてしまう



吐き出すこともできなくて



でも
食べずにいられない。




精神状態の悪化が
自分でもわかる時



悲しくて、
むなしい。




この、
双極性障害は
私の場合

自分が躁状態になっている時は
気づかないが

鬱に陥る時は自覚がある




カッちゃんにも
当たってしまうし、



朝から起きられず、
家事もできない



でも、
家にいられなくて
ソワソワして
街中を放浪してしまう



用もないので
歩き回るだけ
あとは
ただ疲れ果てて
フラフラになって
家に戻る



明らかに異常な行動を
とってしまう



まわりを振り回してしまう
その事がわかるから

また、落ち込む


悪循環








でも、

カッちゃんは
なにもわたしのビョーキについては
なにも言わない





少し、
公園まで散歩してきな、
とか



喫茶店いってみたら、
とか




鬱なのに
放浪してしまう私に

『少し、出かける場所』

を教えてくれる



場所があれば、
落ち着いたとき、
帰ることができるから
その事を
知っていてくれる





カッちゃんの
お母さんにも

精神障害があり

そんな状態を
ずっとみてきた
カッちゃん




家にいると、
食べ過ぎ、
たばこを吸いすぎ
落ち着きがなくなる


そんな時は


一言でも、いい
店員さんに
注文できることが

私の場合、
うつ状態をぬけるための
突破口になる



外面がいい、というか
誰かと話したい



そんな気持ちもある



それで、
昨日から
明らかに食べ過ぎて
胃を壊した私は

ちょっとでも



《食べない》



時間をつくるべく
ほぼ部屋着のまま
(背中にグリムゾンの絵柄)
そとに出てきて



セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ


に、
たどり着いた
わけで




こうして
書き散らす文章も

私には
自分の状態を把握するため

output
するために
書いているのかもしれない




朝から



窓際を陣取っていて
気づいたら
昼過ぎてて、

ちょっと先にみえる
一蘭には
行列ができてて、

店内も混んできた





落ち着いてきたので

そろそろ
家に帰ろう、




帰る場所があることは
幸せなことだと
思う