と、まあ、
成り行きであっても暮らし出した2人



まさにセロリの歌詞のごとく

♪育ってきた環境がちーがうからぁ~



すれ違いはある。すんごいある



カッちゃんの生い立ちの事に触れてしまうけど、彼はほぼ育児放棄されてきて、
中学生の頃から実質一人暮らし

食費こそ渡されてはいたものの、
菓子パンやら牛丼やら
そういう食事をしてきた


私は甘ったれて、
両親の加護のもと
三度三度の食事をしてきた


二人は、食べ物があわない

カッちゃんは好き嫌いが多い
というか、食べられる食材がすくない
カッちゃんは料理も作れるけど、
それを一人で食べてきた事もある


その他、

例えば
私がボウルひとつに
ポテトサラダを作ったら、
一人で食べきってしまった、
鍋をしたら肉だけなくなっているとか、
意地悪している、
という訳ではなくて
誰かと分けて食べる習慣が彼にはなかった


40女考えて、取り皿を用意
分けて食べよう、ということに


お菓子なんかも買っておくと
全部食べちゃうから、
【あかね2個たべる】
とか書いておく



カッちゃんの性根はものすごくやさしい



聞いた範囲の境遇で、

なぜ、この人は
こんなに人に優しく出きるのだろう

と思うくらい




一度、
夜中に外で女性の叫び声みたいなの
聴こえたことがあった




私は、どうせ酔っぱらいだよ、
なんて言ってほおっておいたら

カッちゃんは外に出ていこうとしている




誰かが、困っているかもしれないんだよ、



カッちゃんはそう言った



幸い、この時は
特に事件性もなく終わったけれど、
彼の中の優しさと強さが
ちょっとみられたと思った



靴下が
部屋にポイポイほおり投げてある事は



まあ、まあ、我慢しよ