元婚活男子 X-MAN40 です。
当時の備忘録から、共通しそうなものを一部改定して再掲載します。
コロナ時代を経てルール等変わっているかもしれませんがご参考になれば幸いです。

Vol.24「「婚活でゴールするためには。~真剣交際はスタート地点でしかない~」

<ポイント>
○通過すべきステップがすべてアンド条件。1つアウトで振り出しに戻る。

○「いつかやる」ことはすぐやる。「多く行動」「早く行動」以外にない。

<詳細>
(1)通過すべきステップが非常に多い。
婚活をはじめてすぐ気づいたのは、
『通過しなければならないステップがとんでもなく多い』
ということです。

婚活のゴールを
「無事に結婚生活が成立すること」(入籍早々に破綻しないこと)
とすると、次のようになります。

STEP① プロフィールの準備が整う
・相談所に申し込み
・支払い、契約
・写真の撮影
・PR内容
 ↓
②お申し込みする。またはお申し受けがくる。
 ↓
③お見合いが成立する
・受ける範囲、条件
 ↓
④お見合いを実行する
・ルックス、服装、身だしなみ
・話題/会話
・態度、マナー
 ↓
⑤(互いに)仮交際が成立する
 ↓
⑥1回目のデート
・お店選び、合意の取り方
・段取り、待ち合わせ
・私服のセンス
・話題、お会計
 ↓
⑦2~数回のデート
・シチュエーションが変わる
(昼/夜、休日/平日会社帰り etc.)
 ↓
⑧(互いに)真剣交際が成立する
 ↓
⑨より本格的なデート
・長時間一緒にいる
・お金をかければ良いわけではない
 ↓
⑩互いの自宅の行き来
・清潔感、最低限の広さ
・趣味、雰囲気、
・生活感、価値観
 ↓
⑪育った環境の公開
・非常に遠方の場合
・都会か田舎か
・今とは違う過去の自分
 ↓
⑫親に話を切り出す
・なれそめ
・相手のプロフィール
・賛成、反対/難色
 ↓
⑬親に会う/会わせる
・必要な準備、注意事項
・相手にどう伝えるか
・親の嫌なところ
 ↓
< 成婚退会 (個々人、相談所のポリシーにもよる) >
 ↓
⑭兄弟/家族との顔合わせ
・言いづらいこと、特殊な事情
・ネガティブ要素全般
 ↓
⑮住む場所
・どこに住むかの合わせ
・家探しの条件合わせ
・どちらがリードするか
 ↓
⑯仕事
・特に女性の仕事を続けるか
・転勤がある/ない
 ↓
⑰金銭面
・貯蓄、資産の有る無し
・借金の有る無し
・管理の分担/権限
・お小遣い制にする/しない
 ↓
⑱結婚式関連
・披露宴をする/しない
・挙式する/しない
・双方の招待範囲すり合わせ
・新婚旅行/時期/費用
 ↓
⑲新居
・互いの引っ越し
・捨てられないもの
・譲れないこと
 ↓
⑳入籍する
・本籍、姓
 ↓
㉑結婚生活の開始
・生活リズム
・トラブル発生時
・様々な価値観
 ↓
㉒結婚の継続
・ともかくも続けられること

以上が、【簡素化して】書き出したステップです。

当然ながら、後ろの工程になるほど、一つひとつが重い。

特に、
・生活感
・実家、両親
・兄弟、友人
・仕事、住む家、
・金銭面
・結婚式
あたりは、いずれ劣らず難所になる。


(2)すべてがアンド条件。1つアウトで振り出しに戻る。
当たり前だけど、結婚は自分ひとりでやりきるイベント。
上記の各ステップで、
「ここは問題ない(イケてる)」

もあれば、
「悩ましい。いつどう言おう」
もあるだろうけど、
途中で『ワンポイントリリーフ!』で乗り切るわけにはいかない。
 

お相手についても言えることで、唯ひとりの人について、最後まで突破しないといけない。
全ステップが、OR条件ではなく AND条件だから、1つでも通過できなければ、振り出しに戻る。
 

選手交替ができず、有利な箇所も苦手な箇所も一人で乗り切らなければならない。
例えるなら、駅伝ではなくマラソン。
平坦な道ではないから、トライアスロン、ウルトラ・トレイルだろうか。
 

真剣交際開始が、せいぜいスタート地点。
成婚退会でようやく折り返し地点、と考えてちょうどいい。

では、ゴールの可能性を少しでも増やすためには何ができるのか。

 

 

(3)取れる対策はお金をかけてでもやる。
やったのは、

自責で出来ることは一通りやる

こと。


各ステップを通過するのにマイナスとなる要素のうち、自分でどうにかなるものは消していく作業です。
 
①研究する。
婚活そのものの研究。
Amazonで「婚活」「結婚」等のキーワードで検索。
ヒットした本を何も考えずに注文。たしか計8冊だった。

②身のまわりの品。
お見合いやデートで、目につくものを優先的に対策。


・ネクタイ:個性が強いもの、傷んだもの、特に結び目が汚れているものは捨て。無難で小ぎれいなデザインで揃える。

・財布:いつのまにか擦れて、汚れが目立つようになっていたので買い替え。
・靴:同じく傷んだ靴は買い替え。定期的にブラシ+乾布で軽く磨く。

・カバン:同じく傷んでいたので捨て。無難で小ぎれいな、老舗メーカーのものを購入。

・シャツ:お見合い時に必要なのは「清潔感のある常識人」。個性やお洒落は不要。無難な色、同じメーカーの同じサイズで統一。古いものはすべて捨てた。

③引っ越し
真剣交際になったとき、「招待できる部屋」かを考える。
最低限の広さ、招いたときの座る場所、動線、トイレ。

部屋が狭いと、距離が近すぎてぎこちなくなる。

⇒ 婚活を本格スタートする前に、1Kから2DKに引っ越し。お金で人生の時間(確率)を買った。

④家具
清潔感はあるか。雑然としてないか。
学生時代から使っている、子どもテーストの持ち物はないか。

⇒ 持ち物、本、服は「婚活相手に見られておかしくないか」の基準でかなり断捨離。
 

⑤台所まわり
食器、コーヒーカップ、カトラリーは最低限、揃っているか。平たくいうと「2個セットあるか」。
「自炊できます」がPRポイントなら、料理をふるまえる程度にキッチン回りは揃っているか。

⇒ 同じく「汚れている・古すぎ」は捨てて買い替え。「真剣交際になったら考える」ではなく、先にやっておく。

 

特に③④⑤は、『結婚(結婚生活)をイメージできる』ことを目指した。

 
⑥仕事を頑張っておく
給料(昇級や待遇)のこともあるけど、

『話してて楽しい人(話題がポジティブで気持ちがいい)』

になることが重要。
男性の仕事の愚痴、上司・同僚の悪口は、100%ウケない。
「いきいきと楽しそうに働いている人」であること。
ふだんから仕事に前向きに頑張って、成功譚も失敗談も蓄積すること。

⑦振り返る
良かったところ、反省点を振り返る。
メモを取る。相談所に報告する。このブログもそう。 

⑧女性に聞く
周囲の女性に、婚活中であることをオープンにして、アドバイスをもらう。

⑨手順を考える
家族に特殊な事情がある。いつかは話さないといけないこと。アラフォー〜ともなれば誰しも、何かしら抱えて生きている。
交際相手に話すタイミング、言い方、細かく考える。
たとえば、「相手もそのテーマ(類似の悩み等)を切り出してきた」は良いチャンス。

⑩研究する
介護、遺産相続など、ゆくゆく問題になる重めのテーマ。だけど着手しないとはじまらない。

(同じく、書籍をいくつか取り寄せて勉強した)

今すぐ解決しなくても、「目ぼしをつける=インデックスを入手する」ことがキー。


⑪親、家族と話し合う
言いづらい問題、長年先送りにしていたこと。
頭だしをする。予告する。会話をはじめる。

結婚の可能性をダシにするのも有効。
兄弟姉妹、父、母、言いやすいところから順に話すのが良いと思う。

各ステップを通過するために、引っかかる要素をなるべく減らす。
自力でできることはすべてやる。

 
たとえば「傷んだ鞄や財布を買い替える」は、今でなくても数年以内の「いつか必ずやる」ことです。
だったら今やったほうが、投資効果を生む。

婚活に限らず、ある任務を遂行するとき、
「効果が最大化するように、手順を入れ替えてみる」
という手法は有効です。
 

一見、大きな痛い出費に思えるけど、婚活の目的を考えれば、

『誤差』

だと思います。

 


(4)結局、「多く」「早く」以外にない。
上記はいずれも、有効というよりは、婚活の後半ステップを考えれば、避けて通れないこと。

そこまでしておいて、実際には途中のステップであっさり終了になりえる(お相手からフラれる場合、こちらから申し出る場合含む)。

これを繰り返しながら、
『ゴールするまで足を止めない』
のが婚活なのだと考えています。

 
ということは、
・ためらう暇があったら、1つ1つのアクションを早くする
・申込みやお見合い受けは、ハードルを下げて入口を広げる
しかありません。
 

「早くする」「多くする」以外にない、ということです。
 

 

<まとめ>
自責で出来ることをすべてやる。
 

これを、別の言い方をすると:
「自責ではどうにかならないネガティブ要素すべて」
と天びんにかけたとき、
それでもこの人を捨てるには惜しい
と評価される程度にまで、自分の商品価値を上げる努力をする。

お見合いのハウツーにはじまり、いろんな方が書かれているけど、一言でいうと

『女性が婚活市場で出会う、ほかの男性よりはいくらかマシ』

を積み重ねること

だと考えていて、それと連動する視点です。

「全買い替え」や「引っ越し」は、やっている人はおそらく少ない。
面倒でおっくうで、もったいないと思うからです。

 
お金と頭を使うことで、自分の相対価値は上げることができます。
 

つづく。