夢を食べる

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出会う楽しさ(^o^)本当の、話(^o^)

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今日電車に乗った。
夕方、サークルに行くとき。

大きな駅で隣のおじさんが立って、乗ってきたきれいな男の子が横に座った。

きっと同い年くらい。
茶髪にパーマでカジュアルな服を着こなす、おしゃれな雰囲気。
鼻筋がすっと通ってる。目は切れ長でまつげも長い。本当、きれいな横顔。

印象的なのは手だった。角張った男らしい関節から先にゆくほど細く指が伸びていた。

白い左頬にひとつだけあるニキビを、細い指で撫でる仕草が素敵だった。

ま、タイプじゃないけどね、なんて。こんな俳優いたな。なんて名前だっけ?

ずっと見つめるわけにも行かないので、目をつむる。

今日はサークルのあとに課題もしなきゃ、予定表を思い描いて次のデートの日を確認。その日までには課題を終わらさないと。

電車がすれ違う音に驚いて目をあけた。
ふと横の白い指が本を持っているのに目がいく。

悪趣味だとは思うけど、本の内容って結構みえちゃうもの。私も好きな本だとテンション上がって、つい話しかけそうになる。

その日も覗いた本の見出しに驚いた。

「男の性感帯」

え‥
顔を見ると真剣に文字を追ってた。
なぜ自分の性感帯なんて、と思ったけど、つまり彼はそうゆうこと。

時折悩ましげにため息をついて、ずれたブックカバーを整え、足を組み替えた。

本は進むにつれ図解が出てきたからそれ以上見ないようにした。

そして彼はまた深くため息をつきながら、赤く腫れたニキビに触れた。

下車駅についてしまった。
名残惜しく彼を見る私の視線に全く気づく気配もなく、彼は本をじっと睨んでいた。