「折角やるんだからコンクールに出た方がいいと思う」
と言い出して、私とお母さんを驚かせたハナちゃん。

過去記事↓

ハナちゃんのお母様は参加に反対です。
なぜならコンクールに子供が出る場合、家で親が練習させるのは大変だからです。

しっかり自主的に練習するのなら良い。
練習しない子はコンクールに出るべきではない。
というお考えです。

私もそれには同感です。

ただ、練習も訓練なんですよね。
なんていうのかな。
練習の練習みたいな。

一定時間決められた事をやるのは、忍耐と根気と集中力が必要で、稀に最初から持ち合わせている子もいますが大抵はそうじゃありません。

でもこれを身に付ければ、これから勉強やなんやらとか、頑張れる子になります。

12歳までは脳幹がメキメキと育つ時期。
この間に脳を鍛えれば脳幹が太くなって、これから先の色々な事を吸収しやすくなるそうです。
脳幹というのは右脳と左脳を繋ぐパイプのようなもので、これが太くなるとお互いの伝達の情報量が多くなり、処理能力も上がるそうです。
(全て本からの情報)

植物でいうと、根を育てる時期。

根が立派であれば、地上部分の生育は遅くとも、後からお日様や栄養分が与えられたらどんどん吸収して大きくなります。

なので今まさに黄金期で、ここで脳を鍛えられると一生モノです。

という理由で、「本人にやる気があるなら」という前提でコンクールをお勧めしました。

で、一応ハナちゃんには条件を出しました。

「課題曲はこのテンポでアーティキュレーションを全て守って片手ずつミスなく弾けるようにすること。左手を弾きながら右手を歌えるようにすること。
自由曲は最後まで両手で弾けるようにすること。
ペダルも今日教えたところが出来るようにすること。
期限は1週間。
運動会とかあるけど関係なし。
それで来週コンクールに出るかどうか決めよう。」

お母様もこれには納得。
ハナちゃんは顔が引きつっていましたけど。

全然強制はしていません。
ただ、「出たいならここまでやらないと出れないよ?」と提示をしたまでです。

後は本人が決めれば良い事。

私としてはこれで頑張れるか見てみたい。
できればやって欲しいという願いを込めて言っています。

続きます(∩ˊᵕˋ∩)・*