【私のリアルストーリー】⑫心なき言葉 | 40歳から2人産む!!~高齢ハイリスク出産ママの妊娠・出産&育児記~

40歳から2人産む!!~高齢ハイリスク出産ママの妊娠・出産&育児記~

お医者さまに自然妊娠は無理といわれた私が40歳で初産!
そして2016年5月、41歳で第2子出産予定。
高齢ハイリスク出産ママ、ずんたんのドタバタ妊娠・出産&育児記。

こちらは、重度の卵管両閉塞、複数の巨大子宮筋腫。
お医者様に「自然妊娠は無理です」と言われた私が、第一子を妊娠するまでのリアルストーリーです。

以前、アメブロに記載していたものを一部修正して転記します。

今、必要な方に届きますように・・・。


私のリアルストーリー          



~心なき言葉~


いよいよN病院での診察。

私は自分の手を握りしめ、祈る気持ちでエコーを見つめました。


するとまず女医は
「ついでに子宮癌検査やっときますか~?」
と一言。

「はぁ?ついでに???今、それどころでないんですけど?」

私はついカチンときてしまい
「それは今必要な事ですか?」
と答えると

「年齢も年齢なので、やっておいてください」
と、反論された事に向こうもイラっとした様子。

もう、この人はやる前提なんだ。
言ってもムダ!
まずは子宮癌検査を受けました。


そしていよいよ経膣エコー…

「大きな筋腫が沢山ありますね…
 胎嚢は…………?えっと?」

いっこうに胎嚢が見つかりません。

「3日前はすぐ見つかって、3cm以上ありました」
と私が言うと、先生は少し焦った様子で

「筋腫で見づらいので、お腹の上から筋腫を押さえて貰っていいですか?」
と言いました。

私は、なんとか胎嚢を見つけて欲しい一心で、必死に両手でお腹をグイっと押さえつけました。


そしてしばらくグリグリと子宮内を探しましたが、それでも胎嚢は見つからず、女医はとうとう看護婦さんに
「◯◯先生を呼んできて!」
と恐らくその日いらっしゃる医師の中で1番権威があるであろう医師を呼ぶように指示しました。

診察中のベテラン医師を待つ間も私の胎嚢探しは続き・・・。

「あ!!!あった!!!これ、胎嚢ですね」

と胎嚢が見つかった瞬間!!!!
ベテランであろう年配の男性の医師が突然乱暴にシャっと診察室のカーテンをひき、顔を覗かせました。

女医は、少し慌てた様子で
「◯◯先生すいません。見つかりました」

とモニターを指差し
「先週3cmだそうです。」
と言うと

「え~~~~?3センチ~~~???
 だってこれ、もう3cmもないじゃん!
 出血はもう始まってんの?始まってないのか。
 じゃあMRIの準備しといて!!」

とだけ言い捨て、ベテラン医師は去っていきました。

もう・・・今さら・・・

女医に「繋留流産です」とわざわざ告げられなくてもわかりました。

「私、やっぱり流産したんだ・・・」


つづく

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