表の活用 / 野球ゲームと4分割表(2軸マトリクス・4象限マトリックス) | 記述式九つの型 (第1の型から第9の型まであります。それぞれの型のルールについては、プロフィールをごらんください。)

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40字程度の記述式問題(会話特定・キーワード組合せ・空欄補足・クロスワード穴埋め・語群作文・条文訂正・正誤判別・説明作成・設問逆行)や、
文章理解(国語)の問題を、作成・投稿しています。
なお、投稿の年月日および根拠教材の年代には、ご注意ください。

表の活用 / 野球ゲームと4分割表(2軸マトリクス・4象限マトリックス

 

過去の記事をリニューアルしました。

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私は、野球やサッカーについては、

興味を持つのがおそかった(中3~高1くらい)です。

それ以前は、ほとんど無関心でした。

現在の感覚では、無関心だったことを不思議に思いますが、

好きになれなかった理由は、たぶん、私自身が運動オンチだからでしょう。

 

 

 それはさておき、

グレイテストナイン(97年版)というプロ野球のゲームに、

夢中になった時期がありました。

このゲームでは、各打者について、ストライクゾーンが4分割され、

得意コースは赤で、苦手コースは青で、表示されるようになっていました。

さらに、各コースに山を張ることも可能でした。

 

現在では、プロ野球の中継で、各打者について、

得意コースや苦手コース(9分割したコースごとの打率)が紹介されることも、

珍しくなくなりましたが、

当時のゲームとしては、「コースに山を張れる」のは、斬新な機能でした。

 

 

 

 

 

 

 そして、グレイテストナイン97の、4分割されたストライクゾーン表示が、

「4分割表」のヒントになったのです。

「4分割表」とは、文字どおり、

4種類の似た(関連のある)知識を表にまとめて整理したものです。

 

「4分割表」は、私が勝手につけた名称ですが、

ざっと検索してみたところ、すでにけっこう使われているようです。

(他には、「2軸マトリクス」とか「4象限マトリックス」

というふうな呼び方があるようです。)

 

 

 たとえば、

 

相撲の投げなら、このような↓表になります。

___________________

相撲の| まわしを | まわしを |

投げ | 取って | 取らずに |

___________________

| 上手 | 上手投げ | 小手投げ |

___________________

| 下手 | 下手投げ | すくい投げ |

___________________

 

 

憲法6条なら、このような↓表になります(平成26テキストで作成)。

 

 

宅建業なら、このような↓表になります(平成23テキストで作成)。

___________________

 宅建業 |売買・交換| 貸借 |

___________________

 自ら行う | あたる |あたらない|

___________________

代理・媒介| あたる | あたる |

___________________

 

 

 

 4分割表は、けっこう応用が利きます。

他には、これまででは、命令的行為や附款などについて作成しました。

(↓2つとも、平成23テキストで作成)

 

 

 

 

 

 

 ちなみに、2021年1月に行われた大学入学共通テストの、

現代社会の、「第1問 問8」や「第3問 問6」には、

4分割表が登場しています。

 

 

 

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 ところで、記述式問題の「九つの型」のうち、

表と最も相性がいいのは、第2の型「キーワード組合せ」ですね。

 表(にまとめた知識)をそのまま問題化できるのは、

9種類のうち、この型だけでしょう。

 

 もちろん、「キーワード組合せ」は、作りやすさでは、

第5の型「語群作文」や第6の型「条文訂正」には及びません。

 しかし、根拠となる表がある場合で、解答例の文字数がちょうどいいときは、

作りやすさが、「語群作文」や「条文訂正」に匹敵すると思います。

 たとえば、景気の波の問題は、

テキストの表のおかげで、意外と簡易迅速に作れました。

 

 

 まあ、もっとも、向上(レベルアップ)したのは、

私のテクニックではなく、「キーワード組合せ」のクオリティーのほうでしょう。

私としても、いっそのこと、そのほうがいいです。

 

 

 もはや自分には期待なんかしていません(できません)。

「キーワード組合せ」に限らず、「九つの型」に対しては、

むしろ、私の手を離れてほしいと思っています。

 

 もし、そうなれば、私は、前に述べたように、

こだわっているあのガラクタ(打ち勝った証し)を得られるかもしれません。

 もちろん、「当該ガラクタにはヘドロほどの価値もないこと」も、
「どんなにガラクタがガラクタを得てもガラクタしか作れやしないこと」も、

百も承知ですが。

 

 

 

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