条件と期限  空欄補足4問・正誤判別1問  平成20~23教材で作成 | 記述式九つの型 (第1の型から第9の型まであります。それぞれの型のルールについては、プロフィールをごらんください。)

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なお、投稿の年月日および根拠教材の年代には、ご注意ください。

条件と期限  空欄補足2問  平成20~23教材で作成

 

生徒S:動産の売買契約において、
     「来月20日までに代金が支払われなかったら、契約は無効になる」
     という旨の合意があるときは、これは、
     条件(民法127条)と期限(民法135条)のどちらですか?
先生T:<ア 40字程度で>よ。 なぜなら、<イ 40字程度で>だからね。
生徒S:そうですね。 人間ですから、「一寸先は闇」ですよね。
     気が変わったり日付を勘違いしたりすることもありますし、
     健康上や仕事上でアクシデント(入院や出張など)が起こって
     支払えなくなる(遅れる)こともありえますからね。

 

 ア ヒント
[       ]は●●だけど、「 [       ] に●●が[        ]たら」は、●●

 ア 解答例  40字
来月20日自体は期限だけど、「来月20日までに代金が支払われなかったら」は、条件

 

 イ ヒント
来月20日は●●●●だけど、それまでに●●が[      ]かどうかは、[        ]

 イ 解答例  41字
来月20日は到来確実だけど、それまでに代金が支払われるかどうかは、現時点では不確実
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   停止条件  空欄補足2問  平成20~23教材で作成

 

 <事例>
資格試験合格を目指すAがB社の講座を申し込み、B社も直ちに承諾した。
Aは、教材を受け取り、学費5万円を一括で支払い、B社の指導を受け始めた。
Aは、今年の本試験に合格すれば4万円キャッシュバックしてもらえるので、
これを励みにして学習に取り組んでいる。

 

生徒S:今年の本試験に合格するかどうかは、A次第(不確実)ですよね。
     すると、1行目の、AとB社間の講座の契約は、停止条件付きの契約ですか?
先生T:たしかに、3行目の下線部は停止条件(民法127条1項)だけど、
     <ア 40字程度で>から、解釈によって微妙な判断になるわね。
     <イ 40字程度で>によって、結論が異なってくるわよ。
生徒S:前者の解釈だと、停止条件付きの契約といえなくもないですけど、
     後者の解釈だと、1行目の契約自体は停止条件付きではありませんね。

 

 ア ヒント
当該停止条件の●●は、●●の●●●●ものではなく、[          ]の●●だ
講座契約の●●や●●は●●に●●していて、●●は●●しを●●するにとどまる
停止条件付●●行為は、原則として、●●●●が●●●●時からその●●を●●る

 ア 解答例  37字
当該停止条件の対象は、講座の契約そのものではなく、キャッシュバックの特約だ
講座契約の効力や給付はすでに発生していて、合否は払戻しを左右するにとどまる
停止条件付法律行為は、原則として、停止条件が成就した時からその効力を生ずる

 

 イ ヒント
[          ]の特約を、講座の●●の●●と考えるか、それとも、●●●●の●●と考えるか
講座契約に●●した●●や●●の特典なのか、あるいは、●●なお祝い金の●●の●●●●なのか
3行目の●●を●●するAの●●と、1行目の●●が●●●●いない事実の、どちらを●●するか

 イ 解答例  44字
キャッシュバックの特約を、講座の契約の一部と考えるか、それとも、別個独立の契約と考えるか
講座契約に付随した割引や返金の特典なのか、あるいは、新たなお祝い金の贈与の意思表示なのか
3行目の返金を期待するAの心理と、1行目の契約が停止していない事実の、どちらを重視するか
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 条件付きの権利  正誤判別  平成20~23教材で作成

 

 <◯×例題>
停止条件付法律行為は、当該停止条件が成就した時からその効力が生ずるので、
当該停止条件の成否が未定である間は、条件付きの権利を相続することはできない。

 

参考条文:民法127条・129条・896条
参考過去問:平15宅 問2 肢3   平23宅 問2 肢2

 

 ヒント
前半は[         ]が、相続等は●●●●て●●●ので、後半は妥当で●●。
●●●●●でなければ、●●が●●場合と同様に、相続●●●●●●から、[   ]。
条件付きでも、●●の●●に●い、●●・●●・●●すること●●●●ため、●。

 

 解答例  37字
前半は原則として正しいが、相続等は禁止されていないので、後半は妥当でない。
一身専属権でなければ、条件がない場合と同様に、相続の対象になるから、誤り。
条件付きでも、一般の規定に従い、処分・相続・保存することができるため、×。
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