令和六年 九月場所 土俵祭 | ホントはね。

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掻き消せぬ敬意と確かな足跡。

大相撲の行司さんが好き。
誰が何と言おうと、四十代 伊之助親方が大好きじゃ。

場内片隅から見つめた土俵の様子・宿るキモチを
そのままココへ綴ります。

ここ数回、夏巡業のことを書いてたんだが、

本日2024/9/7は、令和六年 大相撲九月場所 土俵祭 でありました。

 

 

コロナ禍前は、東京の土俵祭はなるべく行っていたんですが、とある場所で寝坊した。「いまこの瞬間に家を出れば、まあ間に合う」 みたいな状況になってしまい、その回は見送ったのね。また次行けばいっか。って。 そしたら、そのままコロナ禍へ突入。自分の怠惰な行いを本当に悔いたわよ。

 

 

 

しかし土日も仕事があるわたくし。土俵祭… うーん、どうしても仕事。

一般公開が復活してからも、なかなか行けない場所がつづきました。

 

 

 

が!!!!!!!!!!!!

 

 

 

今場所はね

庄之助さんの最後の土俵祭なんだ。

というか、何もかもがすべて <庄之助さんの最後の> 何かにあたるんだ。土俵祭も、初日も二日目も、全部が庄之助さん最後の一日一日になるんだわよ……

 

 

 

行くしかねぇ!!!!!!!!!!

 

 

 

というわけで、気力を振り絞って早起き。

本日の土俵祭、久々に行って参りました。今回は、その土俵祭について少し書いてみます。

※解説じゃないよ! 解説みたいなのはこっち見て!

 

 ▼

これか、 これ。

 

 


もっとちゃんと書いた記事もあった気がするがどこいったんだ?(雑)

 

 

9:20開場、9:50までには入場してくださいとの案内がある土俵祭。

両国着が8:40頃だったかな。

それで、このくらいの列。

 

 

 

分かりますかね?

南門が先頭で、切符売り場の真ん前まで列が連なっているという状況。個人的には「あれ?全然じゃん」って思った。

 

 

 

いつだったかも、そして何時ごろ到着したのかも忘れたけども、コロナ前はあれよ? 国技館の敷地内通り越して、一つ目の角を曲がって少々行った所が最後尾だったことがあった。それに比べりゃ全然、全っ然何ともない程度の列でした。

 

 

 

が、やっぱりしばらくしてから後ろを振り返ると、列は相当なものになっていました。

もうちょっと早く行った方がよかったかなっくらいに思っていた私としては、まぁラッキーでした。

 

 

 

優勝額贈呈式もありますからね。

東京の土俵祭だと、これも見られちゃうのがやっぱりうれしい。

 

 

 

 

コロナ前に行っていた時には、正面・向正面・東西のどこにでも座ってよかったと思うんだが、今回久しぶりに行ったら、正面枡席にのみお客を案内する形になっていた。

 

 

 

席数が限られるから、見知らぬ人との相席となる可能性も大いにあり。ひとマス=2~3人で使って下さいとしきりにアナウンスされていました。

 

 

 

私はというと、早目に並んでいたのが功を奏し、一人枡席を無事ゲット! 狭い・見えないでおなじみの、前の方の一人マス席に座ってみました。

 

 

 

本日はお隣に座られた方もお一人で、そして後ろのパイプに背を付けるような形で、ほんと後ろめに座って下さったので私の視界が保たれたものの、お隣の方が複数名だったり、座る位置が少し前にずれただけで、たしかに、もうこりゃ見えないわ!

 

 

 

…とはいえ、この席をゲットして楽しみにしておられる方も、実際に素敵な思い出を刻んた方もいらっしゃるだろう。席番は伏せます。みんながお互いに思いやりを持って、最高の思い出を作れると良いよね。

 

 

 

そのためには、必ず、自席に座ること。肩幅より大きな垂れ幕みたいなのを掲げるのは控えること。タオルやうちわみたいなのは、肩より高い位置に掲げないこと。軍配返ったら静かにすること。取組中はウロウロしないこと。隣の席の人が、自分の贔屓の今日の対戦相手や、自分が「うーん……」って思う人の大ファンかも知れないというのを忘れないこと。力士や協会員さんに品格を求める前に、自分自身を見つめ直すこと。運動会みたいな指笛やコール、手拍子が本当に大相撲に相応しい応援の仕方なのか考えてみること。

 

 

 

 

あぁ、なんだか勢いが止まらず連ねてしまったけど。

今一度、考えてみるのもいいですよ、なんて笑

 

 

 

考えてくれよ、それが粋だと思うんか?ってのが本音なんですけど。

 

 

 

話が少々ズレました。

 

 

 

さて、実際のお席からの景色はこんな感じ。

 

 

 

 

あぁ、土俵祭… 

以前は、行司さんたちは結構パラパラご入場されてたよね。ほぼ一番乗りはたまじぃだった。祭主と脇行司さまのお掛けになる椅子の位置の微調整から始まって。あ!たまじぃだ♪ って思うのが、ほんとなんていうか… 「いつものこと♪」だったんだよね。たまじぃのいない土俵祭を実際にナマで見るのは、なにげに今日が初めてだったから、不意に思い出に浸ったりしてみた。

 

 

 

 

そんなこんなで、お時間が迫ってくると花道(っていう?)奥に、祭主と脇行司の3名様のお姿が。SNS用のお写真かなにかを撮っておられたのかな??

 

 

 

 

花道(?)の入り口に元基さん、すぐ近くに悟志さん!

3名様はキュッと寄りながら同じ方向を向いて、少ししたらふぅ~っと息をつくように離れてたから何か撮影してたのかな?

 

 

 

 

 

さて、今回の脇行司は、幕内格:朝之助さん、十両格:善之輔さんでした!

朝之助さんによる、清祓いの儀。

 

 

 

 

 

 

 

瓶子の蓋を開けておられるのかな。

 

 

 

 

関係者全員起立。

 

 

 

 

榊を振ってお清め。

 

 

 

 

このさ、黄色い人型のところにカメラマンさんがいるのだけど、毎回必ず、すんごい堂々と…いや、そちらも重要なお仕事だろうし仕方ないと思うんだけどさ、なんか厳かな雰囲気の中、自由自在に東西行き来するのもうちょっと何とかならんかね? 興ざめするんだよほんと。前も言った気がするけど…

 

 

 

 

さて、ついに庄之助さんターン。

祝詞奏上です。

 

 

 

 

このね、四角で囲ったお手元には祝詞が書かれた紙をお持ち。

 

 

 

 

今回はあまり鮮明に写らなかったんだけど、過去記事にもう少しハッキリ写った写真があったので再掲してみると……

 

 

 

 

 

 

 

 

わりと最近、協会のTwitter(ってまだ呼んでてごめん)にも掲載されてた気もするけど…、これ、立行司がご自身で書かれているものだそう。

 

 

 

 

私も、大好きな40代伊之助さんにもお聞きしたことがある。難しそうな漢字が連なる祝詞…。 仮名はないのか、と。

 

 

 

 

ご回答としては、色んな所に呼ばれて奏上する機会があり、その土地によって神様の名やその他 固有名詞が違ってくるから、それに振り仮名を振ることはあるとのことだった。

ただ、送り仮名については仰っておらず、ほんっと一般人にしちゃ難解な文章でしかない漢字の連なりを、スラスラと独特の調子で読み上げていく姿に圧倒されるばかりでした。

 

 

 

 

今回は、庄之助さん最後の土俵祭ということで、写真を撮るよりも庄之助さんの姿を目に焼き付けることに専念した。

 

 

 

方屋開口も、土俵に上がられて少しの間だけ写真を撮った。

庄之助の譲り団扇… 実際にしっかりと見たのは今回が初めてだったので、あの軍配を握って口上を述べるお姿に感動しきりでした。

 

 

 

 

 

 

 

ということで、今回の写真はここまで。

 

 

 

最後、触れ太鼓土俵三周も、次郎さんが先導されるのはあと少し… なんて考えてしまったり、計4名で太鼓を叩かれてるのに寸分の狂いもなく揃って見事だったこととか、とてもとても心に染み入ってくる要素が多くて、酔いしれてしまいました。

 

 

 

それに、これまで進行役は庄太郎さんだったはずが、いつの間にか寿之介さんになっていて!

庄太郎さんは他の行司さまと同じように席にお座りになっているっていうのが凄く「えええ!!???」 って感じだったり笑  三宝を土俵から下げられた後~鎮め物までの間に、その鎮め物を作る係は… 席の位置から死角になっちゃったんだけど、あれは行宏さんだったのかな…??

 

 

 

要之助さんが丁寧にどなたかにお渡しになる姿は見えたんだけど… 今度土俵祭に行く機会があれば、たとえ着席可能エリアが正面に限られてたとしても、東寄りに座るのが良いのかもな。

 

 

 

 

というわけで、本日の土俵祭の写真を載せてみました。

巡業の写真は、引き続き後日載せたいと思っています。

 

 

 

 

今場所は3日くらい行くんですが、いっちばん遠い席となるため写真は撮らないつもり。やっぱり思う存分近くで楽しめて、写真も取れるのが巡業。目の前の真剣勝負をレンズ通さずに浴びるように見入るのが本場所だと思っているのでね。

 

 

 

今場所は、伊之助親方、庄之助親方のお姿に大注目して、感謝して、目一杯応援しながら15日間過ごしたいと思ってます。

皆様のご贔屓も、目一杯活躍されますよう。皆が夢中で思いを迸らせながら応援する、活気ある九月場所になりますよう願います。

 

 

 

では、また!