DURAN DURAN『RIO』ジョン・テイラーのベースいいなぁ。 | 40歳からのアイドル入門~ももクロからKGY40Jr.まで~

40歳からのアイドル入門~ももクロからKGY40Jr.まで~

不惑を迎え、突如として、
アイドル・カルチャーに目覚め開眼。
その後は急速にアイドルファンと化して連日連夜、
アイドルのライブ現場を渡り歩くようになった
四十路バツイチによる現代アイドルの考察日記――

 音楽を聴くときに、楽器をやっていて良かったと思うのは、ひとつの楽曲を何度もいろんな角度から楽しめる、聴き直す楽しみができるということにあります。

 僕はひじょうにベースが好きでして、好きな曲はベースライン全部覚えちゃうくらい聴き込みます。

 とくにギター弾く人だと分かると思うんですが、この楽器はハードルが低い。バカでも弾ける。だけど、だからこそ際立つベースプレイというのがあって、ビートルズ時代のポール・マッカートニー
もそうだけど、メインのボーカルラインよりメロディアスだったりしますね。

 とくにコリコリしたしたベース音は最高です。もっとコリコリして~~、みたいな。そんなベースギター好きが自信を持ってオススメするのは、デュラン・デュランの『リオ』ですね。

 デビューした80年代当時はビジュアルの良さばかりがクロ―ズアップされていたバンドでしたが、実は音的にはかなり本格的で、とくにベースとギターのセンスの良さがハンパなかったです。

 ギターのアンディ・テイラーは本当はハードロックをやりたかった男。本来なら、5弦と6弦でリフ刻んでザクザクしたかったはず。でもバンドではセンスのいいバッキングプレイに徹しているんです。

 アンディはカッティングの評価が高いけど、僕は謎のアルペジオが好きですね。どうやってああいうコード展開するのか不思議な響きのアルペジオなんです。

 で、ベースのジョン・テイラーですね。この人は超イケメンで当時の女性人気はボン・ジョビと競うレベル。でも、プレイが渋いというかカッコいい。フラットレスも使うし、チョッパーもうまい。そのうえ、ベースラインがすごいセンスなんです。

 ジョン・テイラーのベースプレイを堪能できるのが、「RIO/DURAN DURAN」です。しょっぱなからベースソロ状態で、コリコリした音を聞かせてくれます。

 最大の見せ場、聞かせ場は中盤のサックスソロ。ぼくには何度聞いても、ベースソロに聴こえます。