菊五郎さんの土ぐもです。
もともと名優5代目菊五郎が初演した舞踊狂言。

源頼光が病気で胡蝶の舞を見たりして癒しモード。
土ぐもの精は坊さんにばけて頼光を殺そうとしますが失敗。
病気の原因がこの土ぐもに取り付かれたせいとらしいと分かって,
頼光を支える武闘派集団,渡辺のツナと四天王(ご存知そのうちの一人が幼名まさかりかついだ金太郎)。この土ぐもの精とバトルになるわけです。

最期のみな勢ぞろいのところでは,真ん中に土ぐもがいて周りをみなが囲むキメのポーズ。大勢による様式美をかんじます。前のほうだとちょっと近すぎて,視界に全ての絵面が入らないので,この芝居は2階の最前列が特等席かと思います。

土ぐもが放つ糸は,かってゴダイゴがモンキーマジックという曲の途中で両手から放っていた紙テープの束のようなもの。
これは土蛛が元祖。
剣でも槍でもない,妖魔の武器って感じがして,さらにオリエンタルで,むしろカッコイイと感じてしまいます。

やはり舞踊狂言,踊りも盛りだくさん。長唄囃子連中の曲,唄も良い。
迫力満点。歌舞伎のエッセンスを折り詰め弁当にしたような狂言でした。
富十郎さんの息子さん鷹之資君,見るたびに大きくなって頼もしいねぇ。富十郎さんとの史上最高年齢差親子の連獅子,期待してますよ。