生涯青春の坂田藤十郎の名人芸。
今回は封印切りと新口村の2幕
俺,藤十郎が台詞の節々に入れる鼻水をすする音が気になってしゃぁないのよね。どうもこの鼻ススリの音が嫌いでね。欧米か!っていわれるかもしれないけどネ。
忠兵衛は藤十郎。八衛門は三津五郎。せっかくだから藤十郎と仁左衛門のガップリを見たかったけれど,関東の三津五郎さん,「武士の一分」で見せた敵役の間合いをみせてくれて,楽しませてくれました。
あの,人様から預かった金包みを,打ち首覚悟で開けてしまう,後先考えぬ若者の暴挙を,床に落ちる小判の黄金色の光と音で見せる。ストップモーションのような空間が見事。「あ,やっちゃったよ。」と見ている観客の前で,更に封印を開ける忠兵衛。落ちる小判。その音の空しい事。鼻ススリは嫌いだけど,やっぱうまいなぁ。
いよ!よみがえり藤十郎!!