外食産業のここが嫌い(偽装編)
今回焼肉店での牛肉の使用部位についてお上から物言いがつきましたね。
その前に問題になった産地偽装は消費者も過敏に反応して、業界の動きも変わったけれど、
今回の脂がなければみんなロースって使用部位偽装はどうなることでしょう・・・
しばらくすれば、みんな忘れるさ!って感じで取り締まりも無視になっちゃうかも知れませんね。
結局、不況で価格競争が激化して、安売り合戦をするためには何かカラクリをしなくては利益が減る。
悲しい時代です。
世の中には相場ってもんがあって、ある店だけが相場破りの激安商売が出来るなんてとんでもない話で、
全てはこうしたやりくりが背景にはあります。
それが企業努力というレベルで行われている分には良いけれど、どこの店ももっとお客さんにインパクトを
与えたいって考えるようになると、企業努力は客だましに変化していく。
それが日常的に行われれば、その客騙しもやがて業界の常識となり、罪悪感もなくなって日常的にこうした
ビジネスが行われるようになって、今回のような問題に発展してしまう。
牛肉は、実はそんなことをしなくても、魚よりはるかに沢山のランクにわけられており、色んな選択肢がある。
更に国産、輸入とあるわけだから、自分の店に合った価格の肉を仕入れることが可能です。
ただ、安いだけでは・・・と定価を2倍設定にして、いつでも半額!ってコンセプトでやってた店もありました。
大体飲食業の原価率って、一番悪い鮨屋で45%前後、一般の飲食業で30%台、ケーキやお菓子は20%、うどんそばは宅配ピザなんかは20%以下、喫茶は10%以下という売価に対する原価。
うちなんかは、魚が高くてその45%をいかにして達成するかで日々頭を抱えています。
そんな飲食業にとって本来客引きのための割引をするなら10%だって大変なことです。
それが、20年も前なら10%でもインパクトあったけど、これだけ不況が続くと段々値引きもエスカレートで消費者も10%では振り向いてくれなくなりました。
かつては大人気で、我が家のような子連れが行こうものなら、「子供は単価が低いので・・・」って入店拒否された
焼肉店も今では駅前で割引POP付きのティッシュ配りで客引きをする時代になりました。
でも、1,000円で原価が250円の店が半額にしたら、これまで10人しか入らないと頭を抱えていた売上げを達成するためには20人呼ばなくてはならなくなるし、それでも利益では減益ですから、利益を挽回するには30人、
3倍のお客さんを呼ばなくてはならない、更に人件費、光熱費は本来の価格より沢山掛かってしまうので、
その分も儲けるとなれば4倍の客を引かなくてはならない。
そんなのビラ1枚で今時出来るはずがない、過度な値引きには必ずカラクリがあります。
私は、そんな商売のやり方が大嫌いです。
「Value For Money = 価格に見合った価値」をどうか消費者にも感じてもらいたいっていつも思っています。
これまでずっと価格競争をしないで商売したいと試行錯誤してきてますが、全く明るい見通しは立たず・・・
やっぱり、売れたモノが勝ち組、勝ち組にならなければ世間では評価してもらえない。生活できない。
だから勝ち組になるためには手段を選ばない。。。本当にそれでいいんかなぁ
〈使用機材: EOSKissX3 + EF85F1.8USM〉
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