閉店
先週の土曜日店を閉店しました
10年間営業したとは思えないくらい状態はいいので、居抜きで入ってくれる人を探していましたが、
何件か応募があったものの全てビル側の審査で断られてしまいました。
今年に入って莫大な家賃が負担で出ることを考えていましたが、
普通のビルなら原状回復費もこの規模なら200~300万でキレイに撤去できるものの、このビルの場合は家が一軒建てられるほど高額な見積もりを出され、続けるのも困難、出るのも困難でずっとビル側と相談させてもらいながらギリギリで出られる数字を出してもらったものの、やはり別の場所で続ける資金は少しでも手元に欲しいと、ずっと居抜きで入ってくれる人を探してましたが、とうとうタイムリミット。
最終日は沢山のお客さんが足を運んでくれました(^^)
夜1時店の灯りを消しました。
翌日日曜日は朝4時半からさっそく引越し作業です。
出て行くにもビル側の規制があり、平日なら夜中、日曜日は午前中までとなっているので、日曜日以外に選択がありませんでした。
板長(父)の願いで最初からカウンターだけは持っていくことにしていましたが、結局手持ち資金を全て退去費に取られてしまうことになり、使えるものは全て持ち出すことにしました。
6mの節のないヒノキのカウンター。10cmの厚みがあるんです。
これには大工さんもビックリ。今日本中どこを探してもこのカウンターはもう見つけられないし、1000万以上の価値があるかも知れません。
そんな貴重なカウンターでしたが、この店を建てたのが大手ゼネコンさんで、カウンターを固定するためにブッスリねじ穴をあけられちゃいました(><)
この10年間ずーっとこのショックは消えませんでした
この店は嫁さんと一緒に働いた思い出も詰まってるだけに、何かこうして壊されていくと本当に胸が痛くなります。
特注のネタケースも外して、次々と什器を運び出す作業が進みました。
このカウンターとは、まだまだこれからも長いお付き合いをしていきたいです(^^)
結局引越しは大量の荷物で、タイムリミットの今日までいっぱいいっぱい掛かりました。
大量の器類もお客さんの倉庫で預かってもらったり、本当に沢山の人のご好意でどうにか出ることが出来ました。
本当に辛く厳しい10年間、そしてその集大成となった厳しい6月でした。
更にこの店の閉店と一緒の日に一つの命の火が消えました。
ずっとずっと長い間家族ぐるみでお付き合いをして頂いた、我が家の掛かりつけ医であり、お得意様である先生が亡くなりました。
ビルから退去通知が出た2週間前にも、かつて同じ商店会で利用してくれていたパチンコ屋のオヤジさんが亡くなりました。
癖があってわがままで、一見絡みにくい人ですが、実は人情深いお客さん。
不思議な6月でした。うちにとっては大きな減収要因です。
でも、次は新しい門出に向かって出発です!
新しい門出をするものには新しい道が開ける!
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