デストロイヤー杯
先日デストロイヤーさんのレスリングチームフィギュアフォークラブの主宰で行われた試合に参加してきました。
現在78歳でありながら、毎年来日され親交を深めてくださっているそうです。
この大会もデストロイヤーさん念願の大会で、彼ならではの勝ちに拘るのではなく、レスリングを好きになってほしいというメッセージがこめられた大会内容でした。
ホントに100人程度の小さな大会でメダルのチャンス!にも関わらず、レイ君は相変わらずのしょっぱい顔。
アイちゃんは凄くいいんです。
タックルも少しずつだけど上達してるし・・・
でも、何かが足りなくて勝ちにつながらない。。。
今年に入り試合に関してはイライラ続きだけど、この間の島根の合宿を振り返って、我が家はたまたま全国でも指折りの強いチームが家の前にあって入ったから、みんなの勝ってる姿を目の当たりにして勝つことが当たり前のように感じるようになってしまったけど、本当は元々そんな勝つことを考えてはじめたわけじゃなかった。
ココロとカラダを強くする。
随分自分で発言できるようになったし、自分で宿題を計画的に済ませたり出来るようになった。
よく見ればちゃんと成長してるのに、ついついみんなが強いから、自分の子も勝つような気がしてしまう。
今回も22名が参加して17名が3位以内に入賞という成績の我がチーム。
でも、うちの子はうちの子ですよね(^^)
彼らの中にまだ、優勝とか勝つという気持ちが育ってないのだから、勝ち負けに親が拘っても仕方ない。
今、チームのみんなが好きで、レスリングが好き。
それが大切なんだなぁと感じました。
デストロイヤー杯では、1位の子から敗戦の子まで全員に同じ金メダルをくれます。
メダルを貰う喜びをみんなに与えてくれる、デストロイヤーならではの考え方なんですね。
そして、レスリングは基本トーナメント制ですが、これは強い子は勝ち上がるために何試合も試合をする。
つまり、強い子ほど沢山試合経験が積めて、弱い子は一回で試合が終わりなので、本来強い子より沢山
経験を積んで早く追いつかなくてはいけないはずの弱い子ほど試合経験をなかなか積めないシステムに
なってしまうのですが、この大会では敗者戦も設けて、全ての参加者が最低2回試合が出来るように配慮
してくれています。みんなにメダルを貰う喜びを感じて欲しい、みんなに沢山の試合経験を積んで欲しい、
みんなにレスリングを好きになって欲しい、そんなデストロイヤーさんの温かい気持ちが詰まった
他の大会とは一味違う、温かい大会でした。
これからも少しでも長く来日していただいて、競技の発展に貢献していただきたいです。
〈使用機材) EOS1DMarkⅢ + EF24-70F2.8LUSM EF70-200F2.8LISUSM