演技の大きさと、スターのしての器の大きさ〜天輝レオ様苫小牧凱旋公演 | アイリスの日記

演技の大きさと、スターのしての器の大きさ〜天輝レオ様苫小牧凱旋公演


これは二年前の天輝レオ様の苫小牧凱旋公演ポスター。

苫小牧市民会館大ホールのキャパは1700人以上。

松竹座より大きい。

そして見た回は一階もぎっしり。2階もほぼ埋まっていた。

持って行った演目が、プレシャスストーンズのレオ様の新旧の名場面を人を増やして演じているものだったし、果たして1700人のキャパの大劇場の舞台の空間を埋められるのだろうか。レオ様のみならず、下級生達も。と実を言えば見る前はドキドキする思いだった。

実際に見た時に、それが、全くの杞憂であった事が分かり、実は非常に驚き、衝撃を受けた。

それは、レオ様のみならず、下級生にも同じ事が言えた。

実際に2階の真ん中あたりで見て、よく分かった。

元々の振り付けが、小劇場向きであるとか、それは仕方がない。

でも多分今回は、初めから苫小牧向けに振り付けられた作品だろうし、その心配もない。

逆に、私が以前、宝塚の方で、非常に驚いたというか、がっかりした事があり、大劇場で良い役も貰って新人公演も主演されていたようなある方が、500人劇場のバウホールで主演された時に、驚くほど、体が?気持ちが?演技が?縮こまって固まっているように見え、バウホールの舞台空間を全く我が物と出来ていなかった。

二年前、苫小牧の大ホールで見た時、レオ様も、下級生も、その空間を、それはそれは奥にも広い会場だったが、空間の奥まで、我が物として、熱気も、気持ちも、広げた手も、目の輝きも、何もかも、二階の奥まで届いていた。

それは驚く程だった。

昔から宝塚もOSKも見て来ていて大学も演劇学専攻して、仕事は何の関係もないお堅い仕事で激務だけど、やはり夢を見たくて余暇は歌劇ばかり見るようになった自分ではあるが、少なくともそうした感覚は紛れもなく、本物だった。レオ様の芝居のスケールの大きさはこれまでもずっと感じて来たが、スケールの大きさという意味では、芝居で演じるのであっても、ショーで演じるのであっても、やはり、スケールの大きい演技というのは変わらないもの。これをまざまざと感じた二年前だった。

今回も楽しみで仕方がない。

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