やっぱり人物描写が面白い。みんな一癖も二癖もある人たちがいっぱい!
この作品は、6つの短篇で、それぞれの主人公がふとした出会いを経て、自分の内面と向き合うみたいな感じなんだけど、そのふとした出会う人が変人ばっかり。イタリアで出会う険悪な関係の母娘だったり、デートクラブから来た小太りの田吾作だったり、飛行機内で泣き続け身の上話を語る女だったり。
まあ、主人公自体も変人なんだけどね。
でも、こういう人達って、いなそうだけど、実はみんなこういう部分を持っているのかなって、これがリアルな人間像なのかなって気がする。
ちなみに自分の気にいった話は、表題作の「人生ベストテン」。主人公と会社の同僚の会話が、「○○○でござる」とか、「○○○なり」とか言って面白いし、出会うのが偽の初恋の人だしで楽しい♪
角田さんの作品は短篇が多いけど、それぞれがキャラの立った人物が出てくるし、読みやすいし、何を読もうか迷ったら角田作品だな。