少し前の事です。数少ないママ友とランチをしてきました。
立派な門構えのお店で、テンションもあがります。早くに到着したため、車の中でしばし待機。
この度ご一緒したママ友とは、長男の保育園時代からのお付き合いになります。
保育園…。
当時は、まだ今のように幼保一体化の園では無く、厚生労働省が管轄の保育に欠ける子どもを預かって貰う場所でした。当然、周りも働くお母様方ばかり。朝早くから夜は19時くらいまで預かり保育があった記憶が…。
一方、幼稚園はというと…。
文部科学省が管轄となりますから、カリキュラムが保育園とは全く異なる。小学校に行く前段階の教育の場なんです。だから、お勉強の時間もあります。
住んでいる地域では、幼稚園に通う子ども達が大半で、小学校入学時の保育園出身者の少なさにビックリしました。
そんな保育園組のお母様方。まずは、入学直後の授業参観で洗礼を受けます
それは、一目で幼稚園出身か保育園出身かが分かる程の授業中の態度の違い。その歴然たる差にビックリしました。
![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
我が家は、保育園時代は、知育系の習い事は一切なし。勉強より思いっきり身体を使って遊ばせてクタクタにさせる…という事に重きを置いてきましたので、尚更そう感じたのかもしれません。
でも、その幼稚園、保育園の差って半年もすれば、ほとんど無くなるものなんです。
先生からは、親が勉強する姿を子どもに見せる、又は決まった時間に一緒に学ぶ…そして、早寝早起きの規則正しい生活、これで大丈夫よ!!なんてアドバイスを頂きました。
ですから、私もとりあえず勉強するフリをして、朝ご飯をしっかり食べさせて学校へ送り出す…という事だけは、割と真面目にやっていたら、ホントに何とかなりました![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
少し話が、逸れましたが…。
まぁ、このような事情もあり、数少ない同じ保育園出身のお母様方とは肩を寄せ合うようにして交流を深めてきた訳です。小一の壁だとか、小四の壁だとか、受験と仕事をどう両立させるか…なんて悩みを相談したり、されたり。
そして、その内の数名とは今も時々ご飯を食べに行く間柄なんです。職業もさまざまですから、会えば異業種交流みたいに楽しい時間となります。
今回、ご一緒したママ友も現役の高校教師。実は私達は、大学も同じだったというご縁が。さらに同じ就職氷河期世代。いわゆるロスジェネなんて言われた世代です。
その氷河期である23年前を思い出すと、教員採用試験って今よりもずっと高い倍率だったと記憶しています。
少し気になったので調べてみたところ、小学校教員試験に関するデータがありました。
(ママ友は高校教員ですが、採用試験の倍率に大きな差異はないかと思います。)
就職した2000年あたりの大学生の就職率は、65%を切っています。当時は、民間企業も新卒採用を抑えていましたので、この低さは納得。
そうなれば当然、公務員に人気が集中し教員採用試験の競争率も跳ね上がる、いう結果も容易に想像できます。現にグラフでも12倍を超える競争率になっています![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
また、下の表は、都道府県別の倍率を表したもの。同じく2000年度を見てみると、和歌山県なんて54倍超という恐ろしい数字が出ています。
これらからもわかるように、すごい倍率を潜り抜けて、学生時代からの夢を叶え、教師になったママ友だったのです。
それなのに最近の教育現場は、ブラック…なんて声も聞こえてきたり。やはり、やり甲斐以上に拘束時間も長かったり事務仕事も多くて、なんてボヤいてました。加えて、最近はコロナ対策と対応まで。
そんな中でも生徒には、青春の三年間を充実したものにして欲しいと心を砕いてきた様です。
どんな仕事だって、理想と現実に乖離はあるもの。でも、やはり先生がイキイキ
できる現場が教育の質を高めるものじゃないか…なんて思ってしまいました。
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
この先、教員の働き方改革も進むといいな、なんて。
それに業種は違えど、私も何かと共感する部分もあったりします。どこの企業でも、この世代は層が薄い(新卒採用を抑えていたため)。
その皺寄せだって…![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
お互い守秘義務もありますので、職場の内情をペラペラと話すわけにはいきませんが…。何となく、抱えている悩みは通じる部分もあるのかなぁ、と。
どんな仕事も楽しさばかりではない、お金を稼ぐって大変な事なんだ!とも思えたランチ会になりました。
でも、食事は美味しかった。ママ友が全て手配してくれたのですが、また来たいな…なんて思うお店でした。少し距離がありますが…。
食事会だけでは、喋り足りない私達…。そのままカフェへ。これもいつものパターンです。
パンケーキを2人でシェアして、おやつ代わりに。最近ハマってよく食べる、ベリーソースたっぷりのパンケーキです。
ママ友とのランチ中、猫好き次男が私に送ってきた写真。私も、こんな風に無防備な格好でうたた寝したい(この可愛いお写真は、お借りしました)
最近は、夢の中でも仕事に追われている自分がいて、私は大丈夫だろうか?なんて思っていたけど、ママ友も同じでした。
適度に息抜きをしようね〜とまた会う約束をしてお開きとなりました