旅行記を書いている途中ですが、日常の一コマも織り交ぜて綴ります。
ご興味ない方は、ここまででお願い致します。



 
毎月のお墓参りと掃除。今月も行ってきました。それ以外にも心を鎮めたい時などがあれば、よく一人で手を合わせてきます。もちろん、嬉しい出来事があった時も。
 
昔、父がお仏壇の前で長い時間手を合わせている姿をよく見かけたものです。あれは家族の誰かを想い、ご先祖様を拝んでいたのかもしれない…そんな風に思うようになったこの頃です。
 

 

いつもは夫と行くお墓の掃除。夫の都合悪く、長男を誘ってみたのです。そうしたら、なんと「いいよ、行くよ。」なんて思いもよらぬ返事が返ってきました。

 

毎日口うるさい私は、どちらかというと、疎ましがられていたので、少しその返事にもびっくりしたり笑い泣き

 

最近、反抗期を抜けつつあるのかな・・・なんて思う時もあるのです。

 

黙々と掃除をする長男をみて、ふと思い出したことが・・・。

 

長男誕生の前に私は何度も流産を経験しており、妊娠中は、どうか、どうか無事に生まれてきてくれますように、そして、子の成長をお見守りください、とよくここに手を合わせに来ていました。

 

 

その当時、お腹にいた子と一緒に今こうして同じ時間を生きている。それだけで十分だったはずなのに…。

 

いつの間にか、私は長男に多くの完璧を求めすぎていたんだ…なんて大変申し訳ない気持ちにもなりました。

 

 

先の懇談会では、学校の先生は息子の様子を褒めて下さいまして。家では見せない学校での一面を改めて知る機会にもなりました。



よくよく考えたら、学業もスポーツも私の学生時代より出来が良く、部活動だって頑張っている。学生としての本分は十分に果たしているわけで…。


一方、母の私はというと、長男のできていない部分(家でのだらしなさ)ばかりにフォーカスして注意。毎日、ため息の連続です。


そりゃ、うっとうしがられるのも仕方ないかショボーン


 

どうしても、イライラの矛先が長男に向いてしまい、夫からも私の態度を諌められた事は、一度や二度ではありません。

次男は、その点、上手く立ち回るのです。兄を見ているので、実に要領が良い爆笑

 


子育ての先輩が、上の子の育児は、後悔の連続だった…なんておっしゃっていたけど、本当にその通りだと思う。

子どもと過ごせる時間は、人生の中でも限られている。だから、もっと大らかに笑って過ごせば良かったのに、なんてショボーン

 

 

お墓掃除を終え、昔よく見たお寺境内の池へ。立派な錦鯉が泳いでいます。


懐かしい気持ちで鯉を眺めていたら、ぼそっと、長男が将来進みたい道について話してくれました。そして、留学をして見聞を広めたい、とも。

 





どんな職業だっていい。私の子育ての最終目標は、自活してもらう事なのだ。自分の食い扶持は自分で稼げるように・・・。


どんな学校に通ったか、という事は長い人生の中での通過点にしか過ぎない、と考える私。

そのため、受験に関しては、他のお母様に比べ冷めた部分があり、塾の送り迎えや栄養のある食事作りは、義母が本当に助けてくれました。


自己肯定感を養う為、義父母は、たくさん長男を褒めてくれまして。私の至らない部分をさりげなく補って下さっていたのです。



そんな風に、多くの人の手を借りて子育てしてきましたが、息子も少しずつ巣立ちの準備をしているんだなぁ…と。


 

私も将来なりたい職業に関心を持ち始めたのは、ちょうど今の長男の年齢で、その姿に過去の自分が重なります。

 

 

今年も立春が過ぎ、また新しい季節を迎えましたが、思春期息子との関係も少し雪解けを感じる時間となりました。

 

お墓参りの後は、いつもは鰻なのですが、今回は長男の希望を聞いてピラフと海老フライ。そして、旬のいちごサンドをラブ

 

食の細かった息子ですが、今では、本当によく食べます。これだけの量をペロリと平らげました。

 

 

これから迎える青年期を見据えて、心だけは離すことなく静かに寄り添っていこうと。そして、ご先祖様にもどうぞ息子の行く末を見守ってください、と手を合わせ清々しい気持ちで帰ってきましたニコニコ

 

 

この夜は、義父のお誕生日のお祝いも兼ねて、鰻屋さんへ。

 

いつもとは違う鰻屋さんです。ここ、お値打ちで美味しいよ〜なんて同僚から教えてもらったのですニコニコ

 

 

ちょっとしたドライブしながら、向かいました。ファミリー層も多く、結構な賑わいで、店内は活気がある。

 

 

 案内された店内には、ひつまぶしの食べ方が…酔っ払い

 

 

 義父母、私、次男はひつまぶしを。

 

名古屋の鰻って、味は濃いめなんです。でも、この甘辛だれがたまらないラブラブ

 

 

 夫と長男は、鰻丼を。

 

 

お義父さん、お誕生日おめでとうございます。今年もお健やかに…。

 

心に余裕が無くなった時、見返してみよう、なんて長男とのエピソードを綴った備忘録です。