『逃避≡始まり≡破棄≡選択』

誰かに試されるために
頑張って心を刻んで
刻みゆく時間の中で
何をしてるの?

愛されたいと願うばかり
確かなものを欲しがるくせに
この手はいつでもそう
無意識に走る


誰か壊してこの時間を
満たされないものばかりで
埋め尽くされたこの部屋で
見えない両手に締め付けられて
この首と頭に
いつかバイバイ


こんなものは捨ててしまおう
終わりがあるのがわかってるのに
望んでもないものに払う心は
もうないよ

成長を望みはするも
手付かずのまま去り行く希望
これは僕には必要ないもの
逃げてるだけかな


誰か壊してこの部屋を
腐って臭うものばかりで
埋めつくされた僕一人で
意識がない両手に締め付けられて
この循環と経路に
今すぐバイバイ


大きな希望と
大きな不安と
大きな義務と
大きな疑問を

一斉に天秤にかけたら
そりゃ

エラー


誰かつないでぐしゃぐしゃの
つぎはぎだらけの僕の経路
4進方で組み立てられた
夢と現実をつくりあげる
ひどく秀逸な
プログラム

僕は巡るよくたくたになって
同じところにもどる僕の循環
気が遠くなるほど
無駄と夢を組み立てながら
もしかしたら
ハローハロー



『ジョーカー』

ヘイ、ジョーカー冗談だろ
今更笑えない話だよ
何をニタニタ口角上げて目をギラつかせてんだ
溺れたら負けのこのゲーム
ルール説明ちょいとおざなりじゃなかったか?


ぱっと現れた、見つけた
可憐に踊る華のごとく
まだその蜜の薫り知らねど
ただその色だけで狂おしい

やっと身をよせて、薫りしる
花弁に劣らぬこの薫り
まだ蕾ともとれる色なれど
ただこの薫りに酔いしれる


ヘイ、ジョーカー降参だろ
今回は出る幕もないよな
何をニタニタ口角上げて目を閉じてやがんだ
愛したら勝ちのこのゲーム
ルール説明ちっともいらなかったんじゃないか
勝利の狂喜をその目で見なよ


やっと身をよせて、薫り知る
花弁に劣らぬこの薫り
まだ蕾ともとれる色なれど
ただ絶頂に浮かんでいた

はっと気付いた、傷ついた
笑えるくらいのこの勝利
まだその核心は触れねど
ただその色香は薄れていた

ヘイ、ジョーカー冗談だろ
今更笑えない話だよ
何をニタニタ口角上げて目をギラつかせてんだ
溺れたら負けのこのゲーム
ルール説明ちょいとおざなりじゃなかったか?
ルーズのルールを聞き忘れてたよ


このゲームのルールは単純明解
誰かを心底愛せたらそれが勝ち

ハハ、笑えるよジョーカー
切り札を俺にくれ

『触れ触れタッチ』

触れ触れタッチ

そこらじゅうに散らばった
ハピネスの欠片を
一つ一つこの掌に

へこんでうつむいて、いつも地面とにらめっこ
太陽は仲間はずれ
嫌なことだけが私の手をとってく
あの人もこの人もみんな楽そうなのに

鬼ごっこみたいな毎日で、いつも逃げる役回り
追われてるばかりじゃ嫌なのって
前を向くの

ふれふれフラッグ

白旗なんかじゃないの
ハピネスの始まりよ
一つ一つつかみとる

触れ触れタッチ

ここらへんに膨らんだ
ハピネスを少し
あなたにも届けたい

目の前が輝くの、あの鳥も、あの雲も
太陽と仲良しね、不思議、みんなキラキラ

触れ触れタッチ

そこらじゅうに散らばった
ハピネスの欠片を
一つ一つこの掌に

ふれふれアイ

こんなにあったのね
ハピネスな景色が
みんなほらつかもうよ

触れ触れタッチ