現在行われているサッカー欧州選手権で、世界王者スペインが、システムでは4人のDF、5人のMF、1人のFWのワントップだが、いざ相手と戦ってみるとFWが存在しないいわゆるゼロトップの布陣である。このゼロトップ今では珍しくない戦法でこの戦いを用いることで相手のセンターバック(DF)のマークを外し、FWなしの中盤でパスを回してDFの背後を突く作戦だ。パスサッカー、ピッチを広く使うスペインには格好の戦術。先日の欧州選手権準々決勝フランス戦では、形上のワントップのセスク・ファブレガスが、中盤の位置に下がりパサーに回ることによりゼロトップとなり、中盤のイニエスタ、シルバ、シャビ・アロンソが、どんどん仕掛けフランスDFを混乱させた。もちろんセンターフォワードのフェルナンド・トレスが、先発した時にワントップとなった場合でもワントップのサッカーは出来るが、フォワードなしのゼロトップも使えるのがスペインの強みだ。
このゼロトップのシステム、日本代表に果たして通用するかと言われれば、出来なくはないが習得に時間がかかりそうだ。確かに日本代表のサッカーは、ザッケローニ監督も言うようにイタリアよりもスペインに近いサッカーである。ただ、サッカーの歴史、個人個人の能力の点でスペインには追い付いていないのが現状。ただ、今後スペインと日本の物差しを確認する事が出来る試合として1か月後に行われるロンドンオリンピックの予選の試合だ。予選リーグのグループで奇しくも同じグループに入った日本。この試合でスペインのサッカーを学んでいただきたいと思います。