新潟県の泉田知事がメディア懇談会で重要な発言をされてました。

「日本は、長崎、広島、経験しているわけで、被爆手帳貰える方っ
ていうのは、累積被曝量1mSvを超えた人に交付されてるんです
。この被爆者手帳貰うと、医療費無料になるんですよ。福島は年間
20mSv浴びてもですね、そこで子育てをして、医療費無料の対
象にもならないと...。日本は一体どうなっているのですかと」


まず、一点目の被曝線量なんですけども、これほんとに泥縄だと思
っています。今、言われたように、お一人の方の合算が為されてい
ないという事に加えてですね、各省、縦割りで規制をしていて、整
合性が取れていないという問題も抱えています。これもですね、実
はずーっと言ってきたんですが、なかなか政府全体で取組めていな
いと、これも残念な状況だと思ってます。

更に、福島でですね、被害に遭われた方々からですね、私のところ
に直接、ほんと、あの、嘆願っていうか、要請をですね、頂いてい
ます。一つ例を挙げるとですね、5mSv、これ一つの基準になり
ます。年間約5mSvを超えると、日本の普通のエリアでは、放射
線管理区域になるんです。ところが、福島では20mSvまで住ん
でも良いという事になるわけで、5mSv、放射線管理区域になる
と、18歳未満の方は、就労禁止になるんですよ。

ところが、福島では普通に生活して、20mSv年間浴びて良いで
すよと、いう事になると、法の下の平等っていうのは、どうなって
るんでしょうかという訴えが、私のところにも届いて来ます。

それから、もう一つ、同じ、これは放射能の被害っていう意味では
、日本は、長崎、広島、経験しているわけで、この長崎、広島でで
すね、被爆手帳貰える方っていうのは、累積被曝量1mSvを超え
た人に交付されてるんです。この被爆者手帳貰うと、医療費無料に
なるんですよ。福島は年間20mSv浴びてもですね、そこで子育
てをして、医療費無料の対象にもならないと、日本は、一体どうな
ってるんですかと。

広島、長崎では1mSvで、ちゃんと国の手当がなされるのに、こ
れ避難する事も出来ない。
そして、法律がですね、縦割りに適用をされていると。知事、何と
かしてくれっていう、ほんと悲痛な叫びっていうのが届いてます。

チェルノブイリでもですね、これ移住権を与える方、それから移住
する所っていう形で、合理的に仕分けしてるわけですよね。世界の
標準、なんで放射線管理区域が5mSvなんですかと。

これが今まで間違っていましたという事を証明して、それで変える
んだったら、全体を変えるっていうなら、まだ分かりますけども、
日本の普通の地域の放射線管理区域と福島の扱いが違うっていう事
、これで本当に良いんだろうかという事については、やっぱり疑問
だと思ってます。こういったところを、まぁ各省の基準もね、違う
わけですから。砕石、食品、色々違うわけですが、何ら整合性がな
いまま、司令塔がないまま、今日まで来てるという事は、残念です
し、特に小さなお子さんをお持ちのご父兄、お母さん方、大変心配
されてる心情って、私は理解出来ます。


泉田新潟県知事9/5メディア懇談会【全】
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